|
テーマ:コーラス(2686)
カテゴリ:〔心構え〕
高校や大学などのクラブ活動で合唱をしている団体は、練習に
多大な時間をかけているところが多いですね。 私は高校時代、1日8時間×5日間の合宿をした経験がありま す。朝から夕方まで歌いっぱなしで、3日目ぐらいになるとも う声が出なくなるんですが、今となっては懐かしい、いい思い 出になっています。 社会人になるとそのようなことができなるどころか、ひどいと きはわずか数回練習に出ただけで本番を迎えたこともあります。 長年歌っていると、それでもなんとか歌えるものなんですね。 しかし、ふりかえってみると、数少ない練習で本番を迎えた曲 はほとんど印象に残っていません。テスト前に一夜漬けして、 終わると同時に忘れてしまうのと同じで、ステージの印象さえ 残っていないことがあるのです。 高校時代に歌った歌を今でも鮮明におぼえているのとは対照的 です。 これは、ひとつの曲にかけた時間の違いだといえます。 だらだらと時間をかけることがいいとは思いませんが、楽譜を 開き、読み込み、声を出す、つまり「エネルギーをかければか けるほど」その曲に対する理解が深まり、満足度も高くなりま す。 そして、この「満足感」をどれだけ感じられるかが、「アマチュ ア」として合唱をしている者の楽しみであると言っていいでしょ う。 勉強や仕事、家事などの合間を縫って生活していると、合唱のた めだけに時間を割くことはなかなか難しいかもしれません。 が、「練習をできるだけ休まないこと」、「一日のうちわずかの 時間でもいいから楽譜を開いてみること」、「BGMとしてでも いいから練習している曲に毎日触れること」など、少しでも曲を 自分のものにする努力を続けてほしいと思います。「満足度はか けたエネルギーに比例する」のです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 11, 2008 07:21:44 PM
コメント(0) | コメントを書く
[〔心構え〕] カテゴリの最新記事
|