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テーマ:コーラス(2686)
カテゴリ:〔心構え〕
声の役割で思わず盛り上がったことに気をよくして、
似たような話題を続けます。ちょっと挑発的?な書 き方をしていますが、気を悪くなさらずにお読みい ただけたらと思います。 今回の話題は「気になる声」です。 練習中、どこからか聞こえてくる「とんでもない声」。 一度気になり始めると、自分が歌いたくなくなるほ どイライラさせられる声。 大抵の方はそんな声に出会ったことがあるか、日常的 に?悩まされているのではないかと思います。 その声の「何が」気になるのでしょうか? ○正しい音程がとれていない (間違った音を歌う、音程が低いなど) ○正しいリズムがとれていない (遅れる、突っ走る、乱れるなど) ○正しい発声ができていない (いわゆる「喉声」、過剰なビブラートなど) というところが代表的なところでしょうか。 こういった声は、その本人が気がついてさえいれば、 練習が進むうちに気にならなくなってきます。 これとは反対に、曲ができあがってくればくるほど 気になり始める声もあります。 それが「自己満足な声」。 音程がおかしいわけでも、リズムがおかしいわけで もない。 発声もそれほどおかしいわけではない。 なのに気になる、目立つ声。 「自己満足な声」は、そんな「指摘できるような、 できないような」特徴を持っている、「自分だけが 気持ちよく歌っている」のがわかる声ということが できるでしょう。 「自分の大きさ」で歌う 「限界まで」声を張り上げる など、全体のことはお構いなしに歌う声と言っても いいでしょうか。 自分の声を変えていくことを目的に限界にチャレン ジすることはどんどんすべきですし、思いっきり歌 うことの気持ちよさも否定はしません。 が、本番が近づいてきたら自己満足の世界はちょっ と自粛して、全体に目を向けましょう。 本番では、聴衆は「あなたの声」を聴きたいのでは なく、「合唱」を聴きたがっているのだということ をお忘れなく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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