極端な話だが、私は本屋さんで本を立ち読みするとき
1冊を手に取りながら、目で別の本を探してしまう。
この本を読みながら
「もっとあっちの本に、探していた答えが書いてあるのかも」
と思ってしまう。
これはよくないな~と自分でも思っている。
おしゃれな話題のお店とか、素敵なものはいつも
どこか他の場所にあると思ってしまうのだが
近場を散策したり、知ってみることをあんまりしていなかったな~。
仕事や環境もそうで、いつも「もっとあっち」と思っているようだが
いつ「今」を楽しむんだろう?
そこでしか楽しめないことも、いっぱいあって
動いてから、気づく。
それだと、いつも「今、ここ」には自分がいないことになる。
将来や、今ではない先の夢を見ることも大事だが
いつも、「今」を楽しめる人が
未来も、きっと楽しんでいる人なんだろうと思う。
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私の親友は、場所、環境が変わるたびに
そこでのおいしいお店や、楽しみを見つけて、
名所などもあちこち出掛けていつも楽しんでいる。
学生時代、珍しく進路に迷った話をしていたときも
最後には、
「自分で決めたからには、やるけどね!」
と、言っていた。
今は、ちょっと離れたところで勉強しているが、頑張りながら
オフにはそこでできたたくさんの友達に自分から声をかけて
その土地を思いっきり楽しんでいるようだ。
彼女がいるところは、首都圏からはずっと離れているのに
楽しみぶりを見ていると、「彼女のいるところが世界の中心かも」
と思えてくる。
こうして書いていると、つくづく素敵な親友を持った。
私も、ここにいながら、どこか他のところを見るのではなく
どこにいても、「ここが、世界の中心!(だって私がここにいるから)」
とでも言えるような最大限の楽しみ・発見ができる人になりたいと思う。