体は乗り物で、人っていうのは魂だって言いますよねぇ。
だから死んでしまったとしても、それはこの世で死ぬだけで
魂はまた生まれ変わる。
でも、残された人には、やっぱり体は乗り物だけじゃなくて
体もその人なんですよね。
内側に灯って、確かにその人を動かしていたはずの光
私たちの名前を呼んで、目を見て、笑って、話していたのに
その光が消えた体が、目を閉じて
そこに静かに横たわっているのを見るのは
どうしようもなくつらいのです。
友人を突然亡くしてから
いろいろなことを考えている日々です。
私はその人にとって、思い返すと笑顔だとか笑ってるとか
あったかいプラスのイメージが思い返される
そんな友達であれただろうか、ってこととか
逆に私がもし死んで、周りの人が私を思い返すとき
笑った顔、明るい声、優しさや一緒に話した面白いことなど
そういうプラスのことばかりたくさん思い返してくれるような
そんな人柄でいられているだろうか
人の心にそういうあったかいものを残せているかな、ってこと
そういうあったかいものをみんなが思い返してくれるような
そういう人でありたいですね。
優しさや、笑顔、笑い、包むようなあたたかさ、肯定感、
そういうものを、生きているこの人生の道すがら
周りの人の心に、確かに、あげていけたらいいなと思います。
ちなみに、その友達は、そういう人でした。
私、今いろいろ思い返しても、笑顔で私の名前を呼ぶ顔や声や、
にこにこ笑って話してる姿、そういうのばかりです。
まわりの友人に聞いても、みんなそうみたいです。
それって、すごいことだなぁって、思っています。
静かに笑ったように目を閉じて横たわり動かないその顔と
私の目の前で一緒に飲んで笑っていた顔を
交互に思い返しては、心が掴まれたように痛くなります。
どちらの顔も、忘れたくなくて
何度も何度も、思い返しています。