終末期の延命治療中止ガイドライン試案、余命3週間というのは、、、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070606-00000086-jij-soci延命治療というのは健康なうちは大多数の人が望まないものです。しかしいざ友人や家族が延命治療をせざるを得ない状態になった時、なかなかそれを中止して欲しいとは言いづらいものですし、また例え完治しなかったとしても少しでも長くという思いにかられるのも何ら不思議ではありません。経済的にも余裕のある人たちが自分達のお金で延命治療をやるのであれば全く問題ないと思いますが、現実には延命治療は国民の税金で賄われています。また、介護疲れや医療費負担に耐えられずに長年連れ添った家族に手をかけてしまうと痛ましい事件もしばしば見かけます。私は以前から高齢者への過剰医療行為に国税を投入する事に否定的です。極端な事を言えば高齢者特有の病気に対する医療進歩は不要とさえ思っています。ですので、国保等で負担しなければならない延命治療はやめるべきだと思います。そういう意味でこのガイドラインが具体化されたのは喜ばしいのですが内容がちょっと、、、余命3週間なんて正直いつ何が起こっても不思議ではありませんといわれているようなものだと思います。仮に患者本人が望まなかったとしても余命半年では医者は延命行為を続けざるを得ません。家族の負担も減りません。人の命の重さというのは計りきれませんし、それぞれ個別の事情があるため最初は厳しく条件を設定するのはわかりますが、もう少し現実的な数字になってくれればよいなと思います。