外貨預金:大銀行のボッタクリとFXの魅力 (3)
前回の記事で、FXの手数料の安さについて触れました。今回はFXの最大の魅力であるスワップポイントについてお話します。スワップポイントとは大雑把に言うと利子です。FX会社によってスワップポイントは異なりますが、だいたいの会社で今なら1万ドルにつき156円程度の利子が毎日得られます。1年ではなく1日で156円です。この利子が1年たつと 約57,000円くらいになります。1万ドルを円にすると約119万円くらいになります。119万円に対して上記の57,000円の利子がつくのです。日本の銀行だとありえないです。なぜこんな事が可能か?答えは米国のFF金利(日本だと日銀がこの前0.5%に上げた金利)が5.25%もあるから、という事になります。米ドルを円で購入する場合のスワップポイントは日米の金利差により決まります。現在の金利差は 5.25 - 0.5 = 4.75 です。119万円の4.75%だと56,525円になりますので、FX会社は利子としてこれだけの金額を我々投資家に配分できます。外貨預金よりもFXの魅力が高く、大手銀行がどれだけ外貨預金で手数料をぶんどっているか、ご理解の参考になれば幸いです。