森光子「放浪記」について
9/23の秋分の日、NHK教育で森光子主演の「放浪記」(2005年3月芸術座公演)が、再放送されました。(私は仕事なので「ビデオ録画」しました)この公演は、芸術座が建て替えするため旧劇場として最後の公演となりました。「放浪記」は、いわずと知れた林芙美子の作品であるが、主要キャストやスタッフは、ほとんど昔からのメンバーがやっているといわれています。私は1990年代前半に一度、芸術座の舞台を観劇に行っています。当時の「放浪記」のチラシも家にあります。(若かりし...森光子さん、米倉斉加年さん、山本學さん等が写っています^^;)当時の私は宝塚にハマッていた頃でしたから、商業演劇の俳優さんたちのTV以外の生の演技をみるのははじめてでした。だから「すごいなぁ...」と感心しきりの連続だったのを記憶しています。今回も、森光子さん、米倉斉加年さん、山本學さん等は健在で舞台を演じておられました...。さすが皆さん、生き生きと舞台を演じておられましたが、なんだかしみじみと「時代の流れを感じさせる」、哀愁漂うラストに涙が出てしまいました。ただ偶然といいますか...、私は最近「白い巨塔」のDVDを定期的に再生して観ているので、米倉斉加年さん、山本學さん、中島久之さんの「放浪記」の演技に、「ほぉ~?」と思ったりしていました。特に山本學さんの演技は...、TVでの渋い演技しか観ていない事もあって(「白い巨塔(1978年)」や「白い影SP(2003年)」等)、「放浪記」での演技には笑ってしまいましたけどね。(なんというか、半ストーカー的でナメクジ?的な善人の役柄でした...^^;えぇ?)