テーマ:政治について(19983)
カテゴリ:政策について
名古屋市は、2008年度予算案について財政局案を市議会各会派に示しました。 特記すべきことは、市税の伸びなどを背景に7年ぶりに前年度を上回る予算額になっていることです。 しかしながら、高齢者医療制度(75歳以上の新しい医療制度)とか特定検診<特定健康診査・特定保健指導>(大雑把にはメタボ対策)など、4月開始の新規事業に増額分は全部もって行かれちゃってる感じですかね。 名古屋城本丸御殿の復元工事、科学館理工館・天文館の改築など将来の名古屋を魅力的にする事業にしっかりと予算がついているのは、個人的に大いに評価します。 ただ、少子化、子育てについての項目はどうですかね??? 少子化、子育て支援、のびのび子育てサポート事業、休日保育事業 、病児・病後児デイケア事業 、地域子育て支援センター事業 、延長保育事業、公立保育所における入所枠の拡大 、一時保育事業、産休あけ・育休あけ入所予約事業 、妊婦健康診査 、トワイライトスクールの実施 などなど、、、って。 項目は盛りだくさんですがそれぞれの予算額はほんとにちっちゃいもので、、、なんか ”努力はしてますよ” って役人の言い訳みたいなんですけど。 また、休日夜間の医療のあり方としてとても大切な項目があがっています。 名古屋市内の休日急病診療所の建て替え費用が、本年度から予算化します。 表面上とても良さそうなことなのですが。。。。。。。。実情は。。。。。 『北区休日急病診療所の改築補助 約7千万』 については 『総工費1億円のうち、名古屋市は7千万補助するよ!残りは医師会で工面して!』 ってことらしいのです。 医師会の支部はこの残り負担額3千万の工面に頭を抱えているそうです。 基本的には構造不況真っ只中の医師会員がこれを強制的に負担させるわけですから大変です。 『開業医一人あたま負担金100万』 と言われてハイハイと支払えますかね??? 自分の医院の改装費用でもなく、半分公的な建物に対する寄付のようなものですから。(たぶん税金等の優遇制度も全くない) 漏れ聞こえるところによると、残り資金を医師会が用意できず計画頓挫もあり得るように聞いていますが。。。。 休日急病診療所は、昔名古屋市の土地に支部医師会が建物を建ててきた歴史があります。それを引きずった政策なのかもしれませんが、この際 現在の社会問題である”夜間休日の診療”の関連政策ですし、すべて公的負担でいいようには私は思うのですが。 今回の北区に続き、次年度は名古屋市休日診療所、次に港区、昭和区、、、と順次名古屋市内の休日急病診療所の改築予算が毎年新規に出される予定なのですが、名古屋市の開業医は非常に興味を持ってこの北区休日急病診療所の改築補助の行方を見ています。 もちろん私”皮膚科医独身”も! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.21 13:44:47
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