【高知龍馬マラソン2023】 〜初ペースランナーの旅〜
愛媛マラソンの翌週。高知龍馬マラソンのペースランナーをさせていただきました。長文です。 初めてペースランナーというものをやってみた。日々の練習でやっているペースランナーとは全く重みが違う。関門ごとの通過時間表を作成した。5時間のペース。キロ7分で走らねばならない。しかしエイドやトイレのことを考えてキロ6.50平均がベストか。30キロ、35キロ以降はペースを落とした方がいいだろうし、最後の坂は歩きたいだろうな。手探りながらもペースメイクプランを立てた。 スタート地点通過が2〜3分遅れ。ま、そんなもんだろう。ゆっくりゆっくりと渋滞が動き出した。いつもならビューンと走り抜けるが、周りを見渡す余裕あり。しかし。。。トイレに余裕なし。スタート前からやたらとトイレに行く。先に発表するとトイレ回数はPB更新しました。計6回。 第一関門通過は予定の2〜3分遅れのまま。渋滞はなくなったのでそのままペース。最初の方は5時間ペーサーについてくる人はほぼいないことを確認。なんか寂しい。第二関門〜第五関門まではそれほどペースを変えずに周りにも合わせる。そういや、途中で女性に名前を呼ばれた。「はーい」返事はしたがあれは誰だったんだろう??赤のロングコート。難所の浦戸大橋でもペースは変えず、仮装クオリティの低い金さん龍馬を追い越す。龍馬というよりは、頭はセクシャルバイオレット。花海道は残念な天気。ここで2〜3分の遅れを取り戻す。そしてやっとペーサーに人がついてきだしたことを確認する。コロナ対策だろうが、あんぱん、クリームパンがそのまま袋で提供。胃痛にならないことを考えて朝飯は少な目だったので腹が減る。ゆっくりと食べながら走る。両方とも完食。パン食べてやっとトイレに行かなくなった。 仁淀川大橋まで来るとさすがに止まったり歩いたりのランナーが増えてくる。30キロの壁だな。きついだろうな。ワシもちょっと疲れてきた。折り返しでペーサー同士の声掛けや、知り合いへの檄を飛ばしながら走るのは楽しい。関門通過時間は予定通りに数分早めになった。これ以上のスピードアップはしないが、貯金を作る。自分たちの背中が見えているうちなら5時間切れますよ〜と声をかけると数人から歓声があがった。 春野への道へ入ると爆風。でた。こりゃたまらん。周りのランナーに再度余裕をもって走っていることを伝えると、みんな安堵の顔。キロ7,30以下に落とす。爆風が西から東。ランナーのキャップが用水路へ飛んでいく。春野競技場へ続く最後の坂。歩いても大丈夫ですよと声をかけ歩いて上がる。ありがとうございましたと声を掛けられ、とてつもなく嬉しい。競技場手前でさらにゆっくりと歩き、そのままランナーにエールを送りながらトラックを回る。最終カーブで残り2分を確認すると、すごい丁寧にありがとうございましたって言われた。見たことある。アナウンサーじゃね?そのままゆっくりゆっくりと5時間ジャストでゴール。無事に任務完了でした。 高知龍馬マラソンに関わったすべての関係者様。ランナーの皆様。そして今回ペースランナーの声かけしていただいたU田さん。本当にありがとうございました。