今日のニュースから。
夕方のニュースで神戸税関が押収した違法複製品を処分する様子を報じていた。驚いたことにそれらまがい物の時計やバッグを砕き、切り刻みそしてゴミ収集車に積み込むところまで写していたこと。なんという愚かなことを。違法複製品の売買がいけないことで、見つけ次第押収することに異議は無い。しかーし、偽物とはいえ原材料を使い作る人がいて初めてこの世に容を現しているのであって、時計は時計としての、バッグはバッグとしての用をはたしてこそ資源を使った価値が出るのだろうに。違法しか頭にない衆(この場合は官吏衆か)はこのような愚行に走ってしまう。倫理を無視する者達(郷原/偽善者)の典型を見た思いだ。ナサケナイ国である。法律の持つ意味など考えないのだろうか。資源は一ブランドの商権やブランドイメージ確保などという私欲とは比較にならないほど全人類にとっての共通財産なのだよ。違法を取り締まり罪人を罰することは法治国家として不可欠であるがそのあげくに押収品を破壊して捨てるということは、単に面倒だからということか。だれかの為になった行為なのだろうか。うかばればいなぁ。