本物には愛がある
何をもっていい会社とするのかは、おのおのの価値観によるのだろう。だが。成長し続けられる会社、存続していける会社というのは、おおむね「お客様のことを考える」ことを第一義としている会社のような気がする。100年以上も続くいわゆる老舗のトップの言葉や家訓にはたいがいそういった旨の内容だったりする。儲けよりお客様の満足こういう趣旨のものが多いのではないだろうか。だが、このご時勢、なかなかそうもいっていられないのだろう。特にIT、Webサイトなんてものは「ユーザビリティ」なんていいながらも、それを管理する社員(会社)側の利便性に重きを置いているように思える。24時間働くわけにはいかないから、いたしかたないことなのだろうけど。でも。目に見えない、直接会わないお客様(クライアントや顧客)だからこそ、お客様にとってベストは何なのか?に注力することが一番大事だと、私は思う。それがどんな時代であっても存続していくポイントであり、秘訣ではないだろうか。でもね、そういうところ、っていうか今のどんな会社も、「マーケティングには力をいれてます」とかいうんだよね。数字集めて判断しておけば、マーケティングってことではないと思うのだ。そこにはアナログではあるが、「思いやり」がなければならない。相手を思いやるには想像力が欠かせない。気持ちを向けるということも必須だ。自分たちの生み出すサービス(有形向け問わず、つまり商品ね)が愛されるかどうか。そのためには、自分たちが自分たちのサービスを愛すことは当然だが、使う人たち、つまりお客様だね、を愛せるかどうか。大事に思えるか。ただ儲かればいい、自分たちにとって都合がよければいい、売りやすければいい、っていうのでは、最初はいいかもしれないが、そのうちだめになっていく。お客様はそのうち気づくもん。あれ?おれら馬鹿にされてるのかも?って。本物には愛がある。先日、BSの番組に出ていた天ぷら職人のおじさんが言ってました。本当にその通りだと思う。おごれるものは久しからず。昔から言われていることだね。愛を持って向き合うことがどんなことにも大切だと思うのだ。