カテゴリ:本
昨夜は、台風21号の影響で、こちらでも暴風雨が吹き荒れていました。
寝場所にしているロフトの屋根に風が当たり、大きな音が耳に響いて眠れません。 安全な場所で迎える台風の非日常感は好きなのですが、どうにも落ち着かず、 先日作った防災セットの場所を確認してから、じっと目を閉じていました。 夜中の3時ごろ、あきらめてロフトを降りました。 こういうときは、あたたかいミルクを飲んで、軽めの本でも読もう。 ふと、借りている東京五つ星の手みやげが目に付きました。 ダイエットしている身には(口先だけですが)、目の毒だからと読んでいなかったもの。 その名の通り、東京にある、手土産におすすめの老舗・名店のガイドブックです。 選者は、「料理の鉄人」でおなじみの”料理記者歴40年”岸朝子さん。 この方と、ある茶会で同席したことがあります。 席のだれかが、岸朝子だ!と口走ったのを受けて、 「そうよ、”おいしゅうございます”(番組内の彼女の決めゼリフ)のおばさんよ~」と 気さくに答えていたのを覚えています。 東京暮らしとはいえ、菓子類にうといのですが、 この本には、そんなわたしでも耳にしたことがある老舗が載っています。 長くひとつのものをつくり続けるというのはすごいし、歴史の舞台に登場したりもしてます。 長命寺桜餅は、江戸ものの本によく出てきますね。 家康が長篠の戦いで献上したという饅頭は、今も、創業650年、35代目の「塩瀬」店主がつくるという。 「近江屋」の、甘酸っぱいりんごたっぷり、皮がつやつやに輝くアップルパイにはうっとり。 おいしそうな和菓子・洋菓子・つまみの写真がぎっしりなので、 やっぱり夜中に見るのにはキケンな本でした。 ついつい、おせんべいをかじってしまいました。 いつのまにか、風の音が止んでいました。 おなかがいっぱいになり目も楽しんだので、幸せな気持ちで眠りについたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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