日曜の午後は・・・
私のライフワークの一つとして、『休日は必ず子どもたちと過ごす』というものがあります。些細な事のように思われるかも知れませんが、私にとってはとっても大事で、かけがえのない必要な時間です。こういう商売をしていると休日でもお客様からのお誘いも少なくはありませんが、私はこの休日を誰にも譲る気はありません学校も休み。仕事も休み。休日は母と子どもに少々甘えさせてもらい、昼前までは回復の時間をもらってます。(ただお布団でゴロゴロしてるだけなんですが、この何も考えないでいい、拘束されない究極にだらしない時間がなんとも心地よいんです) 一週間の疲れをベッドの中でまどろみながら癒していると『そろそろかな?』といった感じで子ども達が泥のようになった私の周りをウロウロし始めます。私はその気配に薄々気付きながらも寝たフリ・・・(←ダメな大人)しばらくすると さらにガヤガヤ。それでも頑なに寝たフリ・・・(←超ダメ人間)しばらくまどろむと今度は口に何かを押し込まれまた目覚めます。犯人は分かってるんです。最近、相手のお口に食べ物を入れてあげると、相手が大喜びをして『ハイ!ありがとぉお利口だね~!』と自分の頭をナデナデしてもらえることを覚えたアイツ。 はい、うちのJr.ですね・・甘いモノが苦手な私の口に娘が焼いたクッキーを押し込んできます。 いえ、と言うよりねじ込んで来ます やけくそで寝ながら食べる私。 口のまわりは粉だらけ。口の中はクッキーに水分を摂られ砂漠化。『あ・ありが・・と』ナデナデ (←完璧に寝てます・・)耐え切れず 頭まで布団にもぐりこむ私をさらに騒音が襲います。 走り回る地響き! Jr.の泣き声!! 子ども達のケンカの声! ふざけてじゃれあう馬鹿笑い! 母の怒鳴り声! ・・・ごめんなさい。分かったよ・・起きればいいんだよね?寝たフリなんて汚いマネしたママが悪いよね?起きます、起きます、えぇ!起きますとも!起きればこの騒音から開放されるんだよね? だってあんた達、 ソレ、わざとやっとるやんね? 疲れてるママに『起きて~!あそぼ~!!』と言って起こすのは優しい彼たちにはできない様で。でも、内心は裏腹なんでしょうね この小さな(?)抵抗に耐え切れず、日曜の私はこうして目覚め、平日より少々遅めの一日が始まります 母は毎回起きた私を確認すると、今だ!といったかんじで、『じゃ(解放)』と。逃げ出すように出かけます。 日曜はまずは皆でランチを作ります。長男はJr.を面倒見、私と長女で台所に立ちます。 昨日は『グラタン風スープスパ』を作りました。 焼きあがった頃にふと気付くと、リビングにいたはずの長男とJr.がいません。見ると、二人は中庭にいました。そして庭のウッドデッキには、テーブルといす、おまけにビーチチェアーまでがセッティング。『ママ出来た?今日はいい天気だから外で食べん?』と。その提案に一同賛成し、春にしては暑すぎる日差しを浴びながらのランチ 他愛もない話やくだらないジョークに何故か皆自然と笑みがこぼれます。 食べながら私は、この庭のセット、その力仕事を頼まれるでなく自分で率先して一人でやった長男を想像しました。 包丁使いを当たり前にこなし、調理しながら洗い場にも気を配る先ほどの長女を思い出しました。 Jr.に優しく気を配りながら食事を摂る息子と娘を、急に逞しく感じました。 こんなに頼りない私の子どもたちが少しずつ逞しい大人になっていっている。 喜びはいつもこんなに近くにあるものなのかもしれないと改めて感じました。 ここ最近、人が集まっての休日が多かったので、こうして家族水入らずのマッタリした時間の大事さを再確認しました。 その後・・・ お腹も膨れて『もう一眠りするかな・・』と思っていた私に『じゃママ、そろそろ約束通りバドミントンしよっか!』と長男。 『へっ!?』 ・・・ そうだったね、約束したよね。確かにママ、約束しましたよね、 日曜は、 暗くなるまで バドミントンする!って・・・ はい、只今かなりの筋肉痛ですでもいい休日でしたよ!頑張りましたよ!張り切る子どもが満面の笑みでまだまだ遊んでパワーだされたら・・・やっぱりママ、勝てませんもの。筋肉痛なんて、 へ、へっちゃらさ・・ ハハッ・・・・・ いつまでこうして遊んであげられるかな?早く大人になって欲しかったり、ずっと子どもでいて欲しかったり。ママはわがままだね。