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テーマ:40代の視点と日常(771)
カテゴリ:思うこと
テレビドラマになってましたねえ。
今時「氷点」かよ~~と思いつつ。 結局見なかったのですが、 テレビ欄だけ見て、 お父さんが仲村トオルで、お母さんが飯島直子か・・ 私より若いんだ・・・と、ちょっとショックでした。 で、次女がノロウィルスもどきの吐き下しの風邪で一日動きが取れず ずっと読み返してしまいました。 「氷点」は私が大学生の時 繰り返し読んだ本。 あの頃何故か私の周りで三浦綾子さんがブームで。 エッセイは苦手だったのですが、小説はほとんど買いました。 やっぱり、代表作は「塩狩峠」ですかねえ。 泣きました。 ただ、読んだけれどそんなに好きじゃなかったんですね。 「氷点」にしても、そこまで書くか~~と思ってしまって。 人間の一番イヤなところをこれでもかと書いてしまうような気がして。 悪い人はとことん悪い。 普通の人も結構悪い。 でもって、ただキリスト教を信じた一部の人が信じられなく良い・・・ みたいなパターンを感じるときがあって。 でも、「氷点」の「原罪」という考え方は 小学校の時から(娯楽がなかったので)教会に通い 中学から大学までミッションスクールに通い 大学時代はYMCAでボランティアに励んだ私としては ものすごくしっくり来るところがありました。 生まれながらに罪を背負ってきている。 生まれながらに許してもらわなくてはいけない存在である。 そうなんだよね。 そこが、自分の原点ではないかと思うときがある。 久しぶりに思い出しました。 しかし、私があまり三浦綾子さんが好きじゃないのは あまりに一部の登場人物が醜すぎる・どうしても共感できない人が多いという理由なのに比べ 同じように読みまくっていた主人は 三浦綾子の作品はきれい事過ぎると言う・・・ あれはきれい事なのか? まあ、そういう作品もあるかもしれないが。 「ひつじが丘」とか、私はなんか、好きじゃなかったなあ・・ 「氷点」も、誰一人共感できる人がいなかった。 強いて言えば「辰子(岸本加世子さんがやってたかな?)さん」か 「高木先生(陣内孝則さんかな?←ちゃんと見ろよ)」だけれど・・・ なんか、イライラした覚えがあります。 小説って読む人によって、 随分印象が違う物なんでしょうね。 でも、三浦綾子さんは文章やエピソードの使い方はうまいし、 読みやすくて、 だからグチグチ良いながらも全部読んだンでしょうね。 もう、20年以上前なんだなあ・・・ ついこの間みたいに思うんだけれど(厚かましいぞ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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