「蘖」 この漢字を読めますか?
或る雑誌を読んでいると、こんな漢字「蘖」があった。これは難しい漢字で、見た事も無かった。調べるとこれは「ひこばえ」と読むらしい。そして今度はその「ひこばえ」の意味だが、木を伐採した後の切株に、生えて来る新芽の事をヒコバエと言うのです。 針葉樹は伐採したら、その木は枯れてしまうが、広葉樹の場合は、残った切株から、新しい芽が吹き出すのです。 この「蘖」は、恐らく日本で作った漢字ではなかろうか? 何故そう感じたかと言うと、ヒコを調べると、2つの意味がある。1つの「彦」は男児の美称だが、もう1つの「曾子」は、孫や子孫の意味があった。それにハエル(生える)と動詞を足しており、日本人が作った様な気がするのです。 日本人は結構新しい言葉を創作して行く民族で、名詞に動詞を足して新語を作る。例えばサボタージュと言うフランス語だが、サボに動詞の「する」を足した「サボる」と言う言葉は完全に日本語に成っている。だから私の勝手な想像だが、皆様も「蘖」は日本人が作った漢字と思いませんか?詰まり「蘖」は人生の中でも、最大の危機である自分の体をバッサリと2つに切られた危機を、チャンスに変えて、超積極的に生きる意味が含まれているのです。人生は、宿命と運命と立命の3つが、組み合わせで、流れて行くそうだ。宿命とは、持って生まれた、どうにも成らない、自分の力では変更の出来ないモノを言うが、運命となると、その人の積極性が少々プラスされた感じがあり、自分の意思力で、少しでも宿命を転換させている様に感じます。 そして最後の立命だが、立命館大学と言う学校もあるが、自分で自分の人生を、自分の意思力で決めて行こうと言う超積極人生なのです。 だから宿命、運命、そして立命の3つの意味を考えると、この「蘖」は、最大の危機で、自分がバッサリと切られても、それでも宿命と諦めて枯れずに、新しい芽を噴き出すと言う事で、超積極人生を言うモノなのです。 因にこの「蘖」は漢字の一部が潰れて良く見えないが、大きくすると蘖ですので、「自」で無く、追のヘンを除いたツクリですから、益々意味が逢いますよね。だけど、もしかしたら中国にもこの漢字はあるのかも知れないね。 誰か、中国の漢字を調べる事が出来る人が居るなら、調べて知らせて欲しい。