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ひよきちわーるど

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2005.07.17
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カテゴリ:I love family


新婚まもない頃の日記が出てきた!
机の奥から!

・・・・懐かしい・・・・。




今と違い、この頃の日記、
大学ノートにびっしりと書いている。

もともと几帳面な性格なので
(誰が?という素朴な疑問にはお答え致しません。)
まあ、小さな文字で書いてる書いてる(笑)。




7月の日記、
何と自動車教習所のことでいっぱい!

そう、あの頃は悪戦苦闘していたからね。





そして
教習所と同じくらいの頻度で書かれているのは仕事のこと。

当時、家庭教師をしていて
小学校から高校生までの5人のお子さまを見ていた。

私自身、不器用なので
ひとつの仕事にすごくのめり込んでしまい
家事との両立にすごく悩んでいた。




特に夏休みとなるとあちこちから要請を頂き
例えばAさん宅には午前10時から12時まで。

それからBさん宅には午後1時から2時半。

次のCさん宅には3時から5時までという風に
毎日のように予定が入ってしまい

とにかく夫の食事作りに支障をきたさぬよう、
必死になっていた頃だった。






・・・・家事をするのも好きなのだけれど
仕事はもっと好きだった。

学生時代のアルバイトにしても
ウエイトレスをしていた時には メニュー表を自宅に持ち帰り
メニューと価格とがすぐに頭に浮かぶよう特訓していた。

どうしたらそつなく接客をこなせるか
家の中でも必死になって練習していた。

(1人暮らしで良かった。
 もし家族が見ていたら異様(笑)だったことと思う。

 何しろぬいぐるみをいすに座らせ
 くまさん相手に接客の練習をしていたのだから。)





ベビーシッターをしていたときには
とにかく大事なお子様を預かるのだからと
専門書と首っ引きになった。






ムキになって頑張っていたのは
やはり自分自身、負けん気が強かったからだと思う。

仕事が好きだというのもあったけれど、
自分自身不器用であるが故に 人一倍努力をしなければ
人並みに動けないことを知っていたからだと思う。







・・・新婚まもない頃
家庭教師と家事との両立に悩んでいたのだけれど

そのきっかけは夫であった。



あと15分で家庭教師のお宅に行かなければならないという時に
夫が「天ぷらを作って」と言ってきたのである。



正直言って・・・迷った。

自分としては作ってあげたいのだけれど
作っていては 完全に仕事に遅刻してしまう。

結局、その時は作ることができずに
そのまま仕事に行ったのである。






・・・・・仕事からの帰り際、一人で考え込んだ。




自分の中には 2人の人間がいる。

仕事を精一杯して
自分の可能性を追求していきたいと願う自分と

家庭を大事にして 家族が気持ちよく過ごせるよう
最大に努力していこうという自分と。





一時は 幼稚園や保育園の園庭などで
投げやりな、というか、心ここにあらずといった風で子どもと接している人を見ると

「あなた そんな態度で園にいるのなら 私と代わりなさい。」と
言いたい衝動にも駆られた。



どんなに家の中の掃除をしてもすぐに散らかり、
また 台所の流しをきれいにしても 
その数時間後にはまたもや食材や器具などで散らかる単調な毎日。

まるで砂の城を
造っては壊し 造っては壊しているようだった。



自分のしていることが
ちっとも積み重なっていかない虚しさを感じた。




私、こうやって毎日お掃除して洗濯して
部屋の中を整理整頓して

年をとっていくのかなと思った。


たまらなく不安で
いつもいつも焦っていた。


そんな日々の葛藤が
実に克明に大学ノートに記されている。




ほとんどの女性は
自分の仕事と家の中のこととを
きちんと両立なさっていると思う。



けれど 

(あまり認めたくはないのだけれど)

・・・・不器用な私には 
それができないのである。







あれから12年。

時折、ふと あの頃のように葛藤する時もあるのだけれど
今はこれでよいのかもしれないと思う。




夫が「家が一番安らぐ。」と
言ってくれたことが何より嬉しいし

彼が帰宅したときには 
食事の用意もお風呂の準備も 何もかもできているのが
妻としてちょっぴり嬉しくもなる。


汗水流して畑作業をし
その成果として 真っ赤なトマト、ピーマン、ネギ、茄子など
とれたての野菜を調理する時の楽しさ。

家族の「美味しい!」という笑顔。




・・・これから自分自身、
どのように変化していくか分からない。

自分の好きな仕事を始めるかもしれない。





けれど 今は

自分の不器用さに悩みながらでも
安らぐ家庭作りに頑張ってみようと思う。











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Last updated  2016.02.03 10:43:16
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