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カテゴリ:I love family
結婚前は、もともと身体が丈夫ではないこともありまして
さほど子どもがほしいとは思いませんでした。 家庭に入ってその2ヶ月後には家庭教師の仕事も始め 毎日目の回るような忙しさでしたし また私自身、仕事をするのが大好きだったものですから 子どもはもう少しあとで・・・とも思っておりました。 でもね 夫と生活を始めましてから 世の中にはこんな素敵な人もいたんだな・・・と思ったのです。 (こ、この日記をお読み下さっている方 ものを投げないでください) なんて笑顔の優しい人なんだろうと思いました。 私が この人の妻でいていいのかと思いました。 そんな夫を見ていましたら なんと申しましょうか 私自身、「自分の子どもがほしい」ではなく 「夫の子どもとなる人に逢ってみたい」と思うようになったのです。 こういう感覚って少し変でしょうか(笑)。 でもね、本当にそう思ったのです。 確かに自分の身体のことを考えましたら 様々不安はございました。 出産に対する怖れもありました。 けれどそのような不安よりも 夫の血を受け継ぐ人に逢ってみたいという気持ちの方が大きかったのです。 出産当日も 産院の階段をゆっくりゆっくり上りながら 陣痛室へと入っていったわけですが その階段を上りながら 心の中は嬉しさでいっぱいだったのです。 確か、陣痛室に入りましたのが朝の8時過ぎだったと記憶しておりますが 「今日一日頑張りさえすれば私たちの子どもに会える!」と 夫も私もわくわくしながら陣痛室の前にて記念写真におさまりました。 写真を撮ってくださった看護婦さんも 「陣痛室で写真を撮るなんて初めてよ」と笑っていました。 ちょうど受け持ちの看護婦さんが私の幼なじみのお友達ということもありまして 精神的にもかなりリラックスすることができたのです。 確かに陣痛そのものは大変なものではありましたけれども 陣痛が激しくなればなるほど 子どもに会える瞬間が近づいてきているということなのですから 痛みに負けそうになりながらも 「もっと痛くなれ。」などと呟いていたものでした(笑)。 娘が生まれて11年。 夫の遺伝子を確かに受け継ぎ 我が子はこれから長い人生を歩んでいきます。 遙かな昔から受け継がれてきた命を 今、次の世代に引き継ぐことができ 少し安堵したような気持ちと そして感謝を捧げたい気持ちと その命の輪の中に確かに入っている自身を想い なんだか 心がほんわりとなっている 今日のひよきちです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.10.01 21:59:43
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