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カテゴリ:I love family
昨日、桜もそろそろ終わりだということで家族3人お花見に参りました。 市内にお気に入りの場所がありましてね そこは人も余り来ずに 本当に静かな場所なのです。 桜の時期、そしてしんしんと雪の降り積む時には ここに来るようにしています。 すぐ傍に大きな自然公園がありまして そこの桜の方がいまだ満開で確かにきれいなのでしょうけれど おそらくはお花見でたくさんの人でしょうし 静かな時間など望めないということで 急遽この私のお気に入りの場所に来ることになったのです。 半分ほど葉桜になっておりました。 例年のように風とともに桜吹雪が舞うようなこともなく 少し淋しいお花見ではありました。 実を申しますと私の体調がまたもや悪くなっておりまして お花見のお弁当の材料を買いに行くときにも自力で運転することができませず 夫に連れて行ってもらったのです。 ようやっと材料を買い終えまして自宅へ。 夫と娘の力を借りまして一緒にお弁当を作りました。 今回は10種類以上のおにぎりをつくりまして (中には、一体誰が食べるのだ!という具材も(笑)) 色とりどりのお弁当の出来上がり♪ 娘がそれはそれは喜んでくれましてね 「やっぱり手作りは美味しい!」と たくさん頬張っておりました。 花が半分ほど残り そして柔らかな碧の葉を眺めながら 夫に、何故この場所が私のお気に入りなのかを話しました。 ここは高台になっておりましてすぐそばに竹林があるのですね。 風が吹きますと怖ろしいほどの音をたてて林が揺れます。 ・・その音を聴いておりますとまるで潮騒のようだと思うのです。 海の傍で育った私としましては 潮騒の音は そのまま懐かしい故郷の音でもあるのです。 夫が「静かやな」と空を見上げながら呟きました。 耳を澄ますと鳥の声。 蒼い空に一筋の雲が流れています。 私たちの傍らでは お弁当を食べ終えた娘が 時折舞い降りてくる桜の花びらをつかまえようと両手を広げています。 ・・・・なんだか こういうのっていいなと思いました。 夫は 木々に集まってくる鳥の姿を写真におさめようとシャッターチャンスをねらっています。 私は染色用にと、桜の枝を拾い集めています。 娘は拾い集めた桜の花びらを 空に向かってぱっと散らしています。 それぞれの好きなことをし終えたあとは一緒に座り 遠い山々を眺めておりました。 パパへ 疲れている中、一緒にお花見に行ってくれて本当にありがとう。 この春、またひとつ思い出がふえましたね。 いつまでも このささやかな幸せが続きますように。 ずっとずっと続きますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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