ひよきちわーるど

１１月も半ばとなり、大掃除も少しずつ始めております。

雨戸を１枚１枚雑巾で拭いていきます。
本棚の整理も始めました。

新聞の切り抜きが山のように積み重なっておりますので（笑）
これらをどうにかせねばならないでしょう。
２年以上着ない洋服も処分です。

普段使わない食器類も少しずつ処分することに致しました。
漆器などはこれからも使い続けるでしょうし
白い食器も何かと重宝ですので　これらのものにつきましては
まだまだ活躍してもらう余地もあります。



今・・・部屋の中で最も邪魔なのがベッド（笑）。
どうもベッドは好きになれませず（入院中、よくベッドから落ちていました）
安心して眠れないのですね。

ですので、私の分のベッドもスプリングも
この際思い切って処分だ！と意気込んでおりましたら
夫から「あほ。」と言われてしまいました。





・・・実家の家族は、私に一切　本棚や箪笥の整理をさせませんでした。

で、結婚しまして１５年目。
今では夫が　私には一切何の整理もさせてくれません。

何故でしょう。私にはちっともその理由が分からないのですがね。

え、確かにひよこの場合　捨てる量が
他の方々よりもほんの少し多いような気がしないでもないのですが。
ええ、「ほんの少し」ですね。




今でも実は私　家族の目を盗んでは
いや、違う、その、
忙しい家族に迷惑をかけてはいけないとの寛大なる気持ちから

え、そうです。寛大なる気持ちですね、いわゆる配慮というものです。

決して　家族のいない間に処分したろとか
そーっと知らぬ間に整理したろとか
そんな気持ちでは決してなく、ですね
（いや、ほんまはそうですが）

だって使わぬ物をたくさん置いておいても
残される家族が困ってしまいますでしょう？





世間でよく言われるところの
「捨て魔」であるひよこではありますが

思い出の籠もっているものにつきましては
全て保存しております。



娘の赤ちゃんのときのベビードレスや
サイズが１３センチしかなかった小さな靴下。
初めて履いたお靴。

生まれて初めて切った髪の毛。
彼女が初めて書いた落書き。

夫が結婚式のときに履いていた足袋。
披露宴のときの「新郎席」の札。

１５年分の夫のお給料の明細。
遠距離恋愛のときの夫からの手紙。

実家の両親が遙々九州から遊びに来てくれたときの
珈琲のお皿に残されていたスティックシュガーの包み紙。
父も母もシュガ－の包み紙を几帳面に折りたたんでいるんです。







もう少ししましたら
大掃除も本格的なものとなっていくことでしょう。

自身の頭の中におきましては冷静にひとつひとつ分別していく傍らで
心の中では　思い出を
（世界にひとつしかない思い出の品を）きゅっと抱きしめながら

この年末　家の中の整理をしていきたいと思います。