ひよきちわーるど

先日の初釜で　ふと思いましたこと。

隣に座ってらした方のお懐紙がとても素敵だったのですね。
そう、雪の結晶のモチーフをあしらったものだったのです。
そしてまた他の方のお懐紙を拝見しますと
今年の干支に因みましてねずみのモチーフが。

・・・そういうのって素敵だなと思いました。

来年の初釜では
自分でお懐紙に何かをあしらうことができるといいなと思いました。




何もお茶の席でなくとも
日常生活の中で使う場面はたくさんあると思うのですね。

例えば、お友だちと食事をしに行きましたとき
お皿の上に何かを残してしまうときなど
見苦しくないよう　その上にお懐紙をのせるとか。

そのお懐紙に季節の花など描かれていたら素敵だと思うのです。




我が家では　果物を買ってきましたときにはまず御仏前にお供えするのですが
その三方の上にはいつも半紙をのせていたのですね。
けれど、半紙ですとやや大きすぎまして　どうも使いにくかったのです。

お懐紙でしたらちょうど良い大きさかもしれません。
それに　例えば・・・何かの文様を描いても良いと思いますし
何を描くかは、これからゆっくりと考えてみようと思います。

仏前を荘厳するものでもありますから
心を込めて描きたいものです。




確かに、お懐紙に何も描かれていなくとも
ちゃんと使用できると思うのですね。
けれど、そこに何らかの手を加えることができたら・・・と思います。

もちろん毎日が煩雑な用事に囲まれておりますから
じっくりと腰を据えて・・・なんてことは出来ませんが
この多忙な４０代の日々、少しの時間をこじ開けて
暮らしに彩りを添えていきたいと思うのです。

そう、ゆっくりと時間をかけて・・・なんて時間が勿体ない。
全く種類の違う用事が同時に迫ってきますから
同時進行でもって対処しないといけません。

子育ても待ったなし。
家族への気遣いも忘れてはなりません。

ゆっくりと自分の好きなことをするのは、お婆ちゃまになってからでいい。
いや、お婆ちゃまになってからも、おそらくは孫の相手で翻弄されることでしょう（笑）。

祖母や母がそうであった様に　僅かの時間を見つけて
この暮らしを大切にしていきたいと思います。

・・・上手くいえませんが
何だかね、この若さで自分の好きなことをじっくりとやっていたら
何だか罰が当たるような気がしまして（笑）。

今は、自分のことを適度にやりつつも
それでも家族第一で生きていたいなと思います。