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ひよきちわーるど

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2009.04.07
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カテゴリ:I love family

このところ、体調は数年前に逆戻り。
数年ぶりに 身体の衰弱する感覚を思い出している。

昨日は、時折パソコンに向かうものの
午後3時頃からずっと床の中だった。




昨日の午前中には用事を済ませ
午後1時から2時くらいまでお花見を。

家族3人とも、たった独りで桜を眺めるのが好きなので
桜のもとで昼食をとったあとは
めいめい自分の好きな場所で 桜と春の空とを眺めていた。




風にのって桜が舞う。

娘が「きれい・・」と呟き
その声に促されるようにして 家族3人同じところに集まる。




いまだ冷えの残る空に舞い上がる花びら。


娘が一言 「雪みたい」と呟いた。

桜色の雪だ、と。


そばに佇む夫も「春の雪や」と
空をゆく花びらを見上げていた。





・・・・今、少し大きな問題を私自身抱えていて
どうするべきか答えを出せないままでいるのだけれど

独り、小径を歩き竹林の中に佇みながら
ゆく風の音を聞いていた。



こんなふうに自然の中に身を置くだけで
自ずと答えは出てくるのではないかと。

心の中は少しずつ澄んで
雑多なものが、判断を迷わせる余計なものが底に沈んでいき

のこされた上澄みの中に
自分の選ぶべき答えが潜んでいるのではないかと。





そんなふうに思いを巡らせながら桜の小径を辿り
夫と娘のいる場所にまで戻ってくる。


・・移りゆく季節の中で
夫は 明け方の空に残る月を
娘は夕焼けの美しさを教えてくれ

そして今二人は 空を舞う春の雪を私に教えてくれている。


・・・・私には何と勿体ない2人であることかと
知らず、涙ぐんでしまった。





ありがとう。

正直言って先行きは少し不安ではあるけれど
でも、一日一日丁寧に
一生懸命 生きていく。









   ほの白き雪と見紛うばかりなる

           落花の中に吾は佇む













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Last updated  2015.03.21 00:51:08
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