ひよきちわーるど

最近、どうも落ち着かないといいましょうか
いらいらしてしまうのですね（笑）。

それで　その原因を自分なりに探ってみたのですが
・・・・どうやら時間の使い方にあるらしい。

いや、もっと言うと、
自分の好きなように時間を使えないから
きっといらいらしているのだろうな・・・・と。



不器用なものですから
ひとつのことにしか集中できませんもので・・・

がーっ！と集中して
ひとつひとつの用事を順番に、かっちり片付けていきたいのですが
現実はそうもいきません。

いくつもいくつも用事を抱え
時間を「ちょっと刻み」にしか使えない。
いつもいつも中途半端で用事を終えないといけない。

それでいらいらしているのだろうなあ・・・・と。



たとえばね、家の中の掃除、
朝から夕刻までがーっと集中して片付けたいと思いませんか！(*｀□´*)

来客の心配をするでもなし、何処かに行く用事もなし、
ただひたすら家中の整理整頓、掃除に取り組む！

ああ、すっきりして気分爽快だろうなあ・・・・。




しかし、現実は
朝、少しの時間を見つけて新聞集金に行き
今日など　お昼からちょっとした会合、
そして2時半からはお茶の先生宅に伺う用事

合間を見つけてお買い物、銀行、郵便局、市役所。

4時半から夕食の準備、6時から仕事。
夜、またもや新聞集金に走り
7時半からもちょっとした会合。

いつ、掃除をするのだ（怒）！





新婚の頃など　大掃除の時期ともなると
1人で朝からごそごそ掃除を始め

引き出しの中まで全て整理し
それこそ、スプーン1本1本きちっと並べ

カーテンその他をざぶざぶ洗い
お布団のシーツやジーパンにまでアイロンをかけ
（夫にそこまでするなと言われた）

玄関のドア、外壁を雑巾で拭き上げ
楽しくて仕方なかったのだけれど



今では、「あの頃と今、本当に同じ24時間ですか？」と言いたくなるくらい
時間がありません（涙）。

いや、時間がないというよりも
やるべき事が多くなってきたということなのでしょう。



おまけに！　娘（笑）！

君の部屋は何処なのだ？
君の部屋はちゃんと2階にあるはずだが！

なんでいつもいつもいつもリビングで勉強しているのだ！
いや、違うな、
リビングで勉強するのはそれはかまわないのだけれど
（私がお皿を洗いながらでも、君に勉強を教えることが出来る）

そ、その、君の鞄、手提げ、美術道具、本、参考書、問題集、制服。
音楽の笛、たくさんの教科書、何故かスクリーントーン。

なぁんでそれらのものがこのリビングを占領しておるのだ！

ちなみに我が家のリビングテーブルは6人掛け。
家族3人しかいないのに6人掛け。

その6つある椅子のうち　4つは君が占領しているではないか（笑）！




リビングというものは
「生活感なき空間」であるべきだ。




うふふ、でもね、娘から言わせますと

「お母さん！階段の手摺りにバスタオルかけるのやめてくれる？」


・・・でも、バスタオル干すとこなくて（もうベランダはいっぱい）
乾かないんだもん。




パパに言わせますと

「○○ちゃん、リビングで洗濯物を干すのはやめなさい！」


・・・でも、リビングだったら、大体暖房ついているし
そこで洗濯物を干したら乾きが速いんだもん。




・・・うふふ、家の中を生活感いっぱいにしているのは
実はこのひよこかもしれません。(^^;)




でもね、これから数十年が経ち
娘も嫁いで家を出て行き

もしかしたらパパを見送り
私独り、この家で暮らしていくようになったとき


その時にはもうおばあちゃんになっているでしょうから
仕事をしていることもないと思うのです。



いきなり、たくさんの時間が自分の前に現れて
さあ、これから好きなだけ家の中の掃除をしていいんだよと言われましても

私独りじゃ家の中も散らからないでしょうし
だから、片付ける楽しみさえもない。

食器だっていつも１人分使うだけで
棚の奥にしまわれている大きなお皿など　おそらく使われることもないんだと思う。




脱ぎっぱなしのお洋服をぶつぶつ言いながら片付けるのも
洗っても洗ってもお皿が片付かない！と嘆くのも

それは・・・愛する家族がいてくれるからこそ。





散らかす家族さえそばにいてくれなくなったら
一体　私は
何を楽しみに生きてゆくというのでしょう。

本当に　そう思う。



独り暮らしの場合　たとえば自分が
箪笥の上にある置き時計を動かさなければ

その時計は何年も何年も同じ場所にあるということで・・・

それは至極当然のことなのだろうけれど
でも、何処か寂しいと思ってしまう。





そう思ったら
毎日毎日、飽きもせず

「ここのはさみ、持って行ったの誰？
　ちゃんと元あった場所に戻しなさい！」と言っているのも

「使ったコップは元に戻しなさい！」と
いちいち言っていることも



全て、有り難いことなんだなあ・・・と　(*^‐^*)