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ひよきちわーるど

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2011.02.12
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カテゴリ:日本の古典


これよりひとつ前の日記にて
枕草子「にげなきものの」の段について書いたけれど

やはり「下衆の家に雪の降りたる。
    また、月のさし入りたるも、くちをし。」との箇所が悔やまれる。


この箇所さえ目にしていなければ
私はもっと枕草子に親しみ、様々な段を楽しめたろうにと。




・・・当時は、今からは想像も出来ないような階級社会。

そんな中で、清少納言が上記のような言葉を書き付けたのは
それは仕方のないことかもしれない。

けれど、それでも、である。



身分の低い家に雪が降りかかり
月の光がさしいるのを、似つかわしくないものと考えた清少納言。

機知に富み、漢詩の素養をもち
様々な教養を兼ね備えたうえでの「月のさし入りたるも、くちをし。」




・・・いったい何のための知性だったのだろう。

知性は 自分のみならず
他人をも幸せに導いてこそのものではないだろうか。




・・・こういうことから
私は清少納言に対して興味を失ってしまった。

嫌いとか、そういうものではなく
関心を持てなくなってしまった。




身分の低いものには もののあはれを
充分に感じとることが出来ないと思っていたのだろうか。

もし、本当にそう思っていたとすれば
まことに残念なことである。




世にも名高い清少納言に対し
全く無名の庶民であるひよこが
何と畏れ多いことを・・・とは思わない。

確かに 身を取り巻く様々な状況
社会的地位、知識、教養など比ぶべくもないけれど(笑)

美しさを感じとる・・こころの世界においては
皆、対等だと考えている。








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Last updated  2011.02.14 10:03:18
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