ひよきちわーるど

中学生の頃から書きためていた短歌を
改めて新しいノートに清書している。

今まで使っていた古いノートは
推敲のあとやその他様々な書き込みで
随分読みにくくなっていた。

あとで家族が読み返すときに困るといけないので
思い切ってノートを新調、今までの全ての歌を
書き写している最中である。




そして　今までの１２年分のメールも読み返し
整理している途中。
今やっと、２００１年分のメール。



短歌やメールの整理が終わったら
今度は同じく中学生の頃から書きためてきた詩を
新しいノートに書き写すつもり。

何十冊にも及ぶノートを眺めつつ
とにかく自分が元気なうちにやり遂げよう、と。

そして小学生の頃から大切にとっておいた
手紙や葉書も整理し始めなければ・・と。




本当に、今までの人生の総まとめをしようと思ったら
時間がいくらあっても足りない。

少しの時間をこじ開けるようにして
取りかからなければ。




娘の着物のことも着々と進行中。

娘を伴って呉服屋さんにお邪魔し
いろいろなお話を伺うようにしている。

次回は訪問着を持っていき
娘の寸法に仕立て直していただく予定。




この春休みには　神戸市内のホテルにて行われる
マナー教室へ、娘を連れて行くつもりである。

ウェイターの方にテーブルマナーを説明していただきながらのお食事は
少し緊張するだろうけれど（笑）。

入店から着席の仕方、ナプキンの使い方
シルバーウェアの説明・使い方など
私たち親が教えるよりも（間違ったことを教えるかも知れない）
プロの方に教えていただく方が、娘にとって有意義だと思う。




娘が「銀山温泉」に行ってみたいと言っているので
何とか実行に移せないものかと考え中。

もし再発してしまったら
家族みんなで行くことは叶わないだろうし
元気なうちにと思い、あれこれ資料を探している。





・・・なんだか、自分がああしたい、こうしたいというよりも
遺される家族のためにやるべき事ばかりが頭に浮かび
日々奔走中、といったところだろうか。

当然のことながら　自分の和装、洋装など買う気は失せている。
もともとお洒落なタイプでもないし
今さら我が身を飾ったとて何になろう、という気持ち。

そして　自分のためにお金を使うよりも
家族のために生活資金を残しておきたいという気持ち。



娘にお財布を渡し
夕食の買い物をしてもらっているけれど
これもまた、私がいなくなった時のための練習である。

アイロンも、お風呂掃除もとにかく慣れておきさえすれば
いざというときに慌てずにすむし、娘が侘びしい思いをせずにすむ。




・・・日々、想像力を働かせ
何をどうしておけば１番良いのだろうと自問自答している。

何しろこういうことは初めてだし
手探りで進んでいる、という感じだろうか。




告知から早くも２ヶ月半。
安らかな夢など一度も見ていない。

おそらく最期までそうなのだろう。

お昼間や、大勢の人と一緒にいるときはそうでもないのだけれど
やはり　独りのとき、そして無意識の世界のあらわれである夢ともなれば
自分の本当の気持ちが浮き彫りとなる。




再発のことばかり考えて消耗してはいけないと
自らに言い聞かせる日もあれば

希望的観測ばかり頭に思い描くな、と
自分に警告する日もある。




幼い頃から　物事をじっと考えてしまうタイプではあったのだけれど
ここにきて、その傾向がより強くなっているのを感じる。

周りからまたもや「何考えているか分からない」と言われるかなと
少々物憂くもなるけれど、仕方がない。




ともかくも、今、自分の前にあるものに
取り組んでいくだけなのだと思う。