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ひよきちわーるど

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2018.11.02
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カテゴリ:健康
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前回の「覚書9」から、かなり時間が経ってしまいました。

夫の事故、緊急入院、そしてそれに伴う様々な手続き等々、
まさに直面しているときには「今回のこと、絶対忘れないだろうな」と
思っていたものですが、時間の経過とともに・・やはり忘れてしまっております(笑)。

毎日、慌ただしく過ぎてゆく中
記憶を頼りに、引き続き書いてみようと思います。



じぇったいにエンジンなんかかかるわけがない!と確信しながらのエンジン始動。

しかし・・かかってしまったエンジン。


「もしエンジンがかかった場合には、
 このたびの契約はすべて無効となりますがよろしいでしょうか?」

頭の中でリフレインする、保険会社のお姉さんの爽やかな声。   (T‐T)


無効となる、ということは 
とりもなおさず「自分で夫の車を運転して帰りなさい」ということ。

でも、私には夫の車を運転することはできない。
禁止されているから、と同時に
私は彼の現在の車を一切運転したことがないのだ。


・・ひよきちに普通車は無理。
教習所時代、あの教習車(普通車)で何回落ちてしまったことだろう。

まず、足がきちんと届かず、ブレーキを思い切り踏み込めなかった。
悩んだ挙句、法事用の分厚い座布団を2枚自分の背中に当て、
それでようやくブレーキを踏みこめるようになったのである。

その様子をご覧になっていた教習所の先生方からは
「秘密兵器やな!」と笑われてしまった (T-T)



・・・・今、ここに、その秘密兵器はない。

もしここで「 女は度胸だ! 当たって砕けろ! 」と夫の車を運転した日には
おそらくどこぞの道で事故を起こし、
私は地元を遠く離れた見知らぬ病院にてお世話になることだろう。



・・・とにかくエンジンがかかりさえしなければ全てうまくいくのだ。
もう一度やってみよう。
もしかしたら、今度はかからないかもしれないではないか。

しかし・・・何度かけても勢いよくかかるエンジン。



困り果て、夫に電話をする。

「もしもし? エンジンかかっちゃったんだよね。」



「・・・・えっ?」

電話の向こうで夫が絶句している。



無理もない。何しろ彼は早朝からあれこれと心配してくれ、
私もそんな彼に心配をかけてはいけないと
「これから電車に乗るね」「これからバスに乗るよ」
「これから山道を登るから!」と、逐一報告していたのだ。

何しろ雪山に1ヶ月半放置の車、
バッテリーがあがらぬわけがない、そう確信していたのも夫であった。

そこにもって「エンジンがかかっちゃった・・・」なのである。


彼にしてみれば 自分の妻が山中にポツン、と独りきり。

それでも午後にはレッカー移動の業者が来てくれ、帰りは山のふもとまで送ってくれる、
最初はそう思っていたからこそ安心していたものを
エンジンはかかり、保険契約は無効、レッカー業者も来ない、
しかも妻は夫の車を運転することができない。
一体どうすればよいのだろうか。



・・・おそらくは夫も狼狽してしまったものだろう

慌てまくる彼から出た言葉は


​​​​​​「 ・・・バ、バッテリーの線切ったら、エンジン止まるで! 」​




夫よ、落ち着け、と
狼狽する彼をなだめようとしつつも
やはり、私も焦り、慌てていたのかもしれない。


思わず


「 そんな! だめだよ! 」

「 だって、ハサミないもん !  」


・・・もしここにハサミがあれば、
「おっしゃ―!」と今にも切り落とすつもりだったのか(笑)。



くどいようではありますが、この2か月以上、平均睡眠時間3時間。
毎日、自分の仕事・家事、夫の看病とで心身ともにくたくた。

もう、その頭で、
これ以上正常な判断はできなかったものと思われます(笑)。




覚書11 に続きます。



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Last updated  2018.11.03 16:38:01
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