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カテゴリ:健康
前回の「覚書9」から、かなり時間が経ってしまいました。 夫の事故、緊急入院、そしてそれに伴う様々な手続き等々、 まさに直面しているときには「今回のこと、絶対忘れないだろうな」と 思っていたものですが、時間の経過とともに・・やはり忘れてしまっております(笑)。 毎日、慌ただしく過ぎてゆく中 記憶を頼りに、引き続き書いてみようと思います。 じぇったいにエンジンなんかかかるわけがない!と確信しながらのエンジン始動。 しかし・・かかってしまったエンジン。 「もしエンジンがかかった場合には、 このたびの契約はすべて無効となりますがよろしいでしょうか?」 頭の中でリフレインする、保険会社のお姉さんの爽やかな声。 (T‐T) 無効となる、ということは とりもなおさず「自分で夫の車を運転して帰りなさい」ということ。 でも、私には夫の車を運転することはできない。 禁止されているから、と同時に 私は彼の現在の車を一切運転したことがないのだ。 ・・ひよきちに普通車は無理。 教習所時代、あの教習車(普通車)で何回落ちてしまったことだろう。 まず、足がきちんと届かず、ブレーキを思い切り踏み込めなかった。 悩んだ挙句、法事用の分厚い座布団を2枚自分の背中に当て、 それでようやくブレーキを踏みこめるようになったのである。 その様子をご覧になっていた教習所の先生方からは 「秘密兵器やな!」と笑われてしまった (T-T) ・・・・今、ここに、その秘密兵器はない。 もしここで「 女は度胸だ! 当たって砕けろ! 」と夫の車を運転した日には おそらくどこぞの道で事故を起こし、 私は地元を遠く離れた見知らぬ病院にてお世話になることだろう。 ・・・とにかくエンジンがかかりさえしなければ全てうまくいくのだ。 もう一度やってみよう。 もしかしたら、今度はかからないかもしれないではないか。 しかし・・・何度かけても勢いよくかかるエンジン。 困り果て、夫に電話をする。 「もしもし? エンジンかかっちゃったんだよね。」 「・・・・えっ?」 電話の向こうで夫が絶句している。 無理もない。何しろ彼は早朝からあれこれと心配してくれ、 私もそんな彼に心配をかけてはいけないと 「これから電車に乗るね」「これからバスに乗るよ」 「これから山道を登るから!」と、逐一報告していたのだ。 何しろ雪山に1ヶ月半放置の車、 バッテリーがあがらぬわけがない、そう確信していたのも夫であった。 そこにもって「エンジンがかかっちゃった・・・」なのである。 彼にしてみれば 自分の妻が山中にポツン、と独りきり。 それでも午後にはレッカー移動の業者が来てくれ、帰りは山のふもとまで送ってくれる、 最初はそう思っていたからこそ安心していたものを エンジンはかかり、保険契約は無効、レッカー業者も来ない、 しかも妻は夫の車を運転することができない。 一体どうすればよいのだろうか。 ・・・おそらくは夫も狼狽してしまったものだろう 慌てまくる彼から出た言葉は 「 ・・・バ、バッテリーの線切ったら、エンジン止まるで! 」 夫よ、落ち着け、と 狼狽する彼をなだめようとしつつも やはり、私も焦り、慌てていたのかもしれない。 思わず 「 そんな! だめだよ! 」 「 だって、ハサミないもん ! 」 ・・・もしここにハサミがあれば、 「おっしゃ―!」と今にも切り落とすつもりだったのか(笑)。 くどいようではありますが、この2か月以上、平均睡眠時間3時間。 毎日、自分の仕事・家事、夫の看病とで心身ともにくたくた。 もう、その頭で、 これ以上正常な判断はできなかったものと思われます(笑)。 覚書11 に続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.03 16:38:01
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