1078827 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

★ぱそすき★

★ぱそすき★

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
February 24, 2005
XML
カテゴリ:妊娠・出産
2月18日金曜日、午後10時13分、女の子が生まれた。
39週と3日で、2,790gとちょっと小さめだった。

18日の午後2時くらいから、陣痛らしいお腹の張りと痛みが始まり、
午後3時には、5・6分間隔。
かっちゃんに連絡して、病院へ電話した。
「すぐに来てください」と言われた。
かっちゃんが帰ってきて、病院へ向かった。
痛みが来ると、話せないくらいになっていた。

午後5時に病院へ着いたが、その頃には、3・4分間隔の陣痛。
陣痛室に入って、着替えて、ベッドに休み、NSTを付けたら、
お腹に「ポコン!」というような、今まで感じた事のない感覚。
すぐにはわからなかったけれど、助産師さんに診てもらったら、
それが、破水だったみたい。
「破水をしたら、経産婦さんは早いわよ」
と言われ、午後6時、分娩室へ。
もう、起き上がることが出来ずに、ベッドのまま移動。
分娩台は、まだベッドの形の状態。
ブルブルと身体の振るえと、寒気がし始めて、毛布を掛けてもらい、
室温も上げてもらった。
『どうなっちゃったんだろう?』
と不安になったけれど、
「痛みが強くなって来ているからね」
と助産師さんが言ったので、心配するのはやめた。
体温もちょっと高くなっていた。
陣痛が来そうになると、陣痛監視装置のあかちゃんの心音が早まる。
それで痛みが「来るぞ」とわかった。
そうしたら、深呼吸をして、「ふーーーーっ」と息を吐く。
1・2分間隔で痛くなり、痛んでいる時間も長くなってきたから、かなりしんどい。
助産師さんと、かっちゃんが交代で、お尻を押さえてくれた。
私の場合、下腹がとにかくたまらなく痛くなった。
腰をさすってもらうと、お腹が余計に痛く感じたので、やめてもらった。

「今、6cm開いているよ」
まだ、それだけー?!
10cm開くまで待つなんて、気が遠くなりそうだった。
先生が、様子を見に来たが、少し話をして去っていった。

陣痛逃しの呼吸法は、色々あると思うけれど、
「ヒーヒーフー」なんて、とてもじゃないけれど、やってられない。
大きく息を吸って、「フーーー」と吐くのが精一杯。
しかし、それさえも、痛みが強くなってきて、長時間になってくると、辛くて出来なくなる。
「痛いーーー」
言わないつもりだった言葉が出てしまう。
一度言ってしまったら、もう、駄目。
弱気になって、挫けそうになる。
助産師さんと、かっちゃんから、励ましの言葉がかかる。
「もう少しよ!」
「フーーーよ!」
「さくらちゃんも頑張ってるよ」
でも、もう、限界の精神状態な私は、恥ずかしい言葉が、出始める。
「もう駄目、助けて」
「フーーーが出来ない」
「少しなんて嫌だ、すぐにして」
「もう開かないよー、お腹を切って出してー」
「下がってこないー」
「もういやーーー」
・・・言っていて情けなかったけれど、言わずにいられなかった。
お腹のさくらちゃんも頑張っているんだ・・・そう思い直して
『さくら、がんばれー』
心の中で、呪文のように唱えながら、痛みに耐えた。
『さくら、がんばれー』
「ふーうーーーー」
でも、長引く1・2分間核の陣痛の激痛に、やはり挫けてしまう。
「わかるよ、叫ばないとたまらんよね、限界がきてるのよね」
「いい痛みがきてるのにねぇ」
「ぐぐっときたら、早いと思うよ」
そうなの、そうなの、もう我慢できないの。
「もう頑張れないーーー」
「頑張らなくていいよ」
助産師さん、テキトーなこと言わないでよ。
・・・じゃあ、どうすればいいんだーーーー。
涙が出てくる。
「そばについてるよ」
かっちゃんの嬉しい言葉なのに、
「なんにもならないじゃないーーー」
つい嫌な事を言ってしまう。
冷静ではいられなかった。
だけど、痛みのわずかな間に、
「恥ずかしい」「後々まで言われそう」
なんて事も考えていた。
「手を握って、強く握っていいから」
うう・・かっちゃん、なんて優しいの。

お産は初めてではないけれど、こんなに苦しんだのは初めて。
こんなに痛いなんて、予想外だった。
前回のお産は、楽だったんだなーと、あらためて思った。

子宮口は、ゆっくりと開いて行っていた。
「8cm開いてるよ」
「いやーーー、まだまだだーーー」
この苦痛が、一生続きそうな気さえしてきていた。
「もうすぐだって」
「もうすぐは嫌、今じゃなきゃイヤーーー」

もう1人の助産師さんも様子を見に来る。
時間がどんどん流れていく。
早くなるなんて、はずれだった。
みかねた助産師さんが、
「早く開くように刺激しますよ」
と、言って、痛みが襲ってきている時に、子宮口を刺激した。
「痛い、痛い、痛いーーーー」
叫ばずにはいられなかった。
「ほら、開いてきたよ」
と言われたのと同時に、あかちゃんの頭が下りてきたのがわかった。
思わず、いきんでしまった。
「ああー、出るーーー」
「そうよ、出てくるよ」
「もう、ハアハアしてればいいから!」
「先生呼んできて、先生が来るまで待って」
助産師さんたちが、バタバタと分娩台の用意をした。
「ねっ もうすぐだって言ったでしょ」

先生登場。
「う○こが出るー」(そんな感じがする)
「次の痛みが来たら、大きく息を吸って、こっちの方向にいきんで」
「ハイ、吸ってー、吐いてー、吸ってー、ウーーン」
吸って、吐いて、吸ったものの、うまく出来ない。
「痛くていきめないー」
「さっきは出来たじゃない」
「頭が見えてるって、頑張って」
「スーーー」「ハーーー」「スーーー」「ウーーーーン」
「痛いいーーー、熱い熱いー」(焼け付くように感じる)
「頭が出てきたよ」
「はい、もう一回」
「スーーー」「ハーーー」「スーーー」「ウーーーーン」
「いやいやいやーーー、裂けるーーー」
「裂けないってー(笑)」
先生が、ナイスな突っ込み。
「それが一番よねー」
あなたたち、笑ってる場合じゃないってー。
「もう、頭が半分出てるよ」
「次は、もっと長くよ」
「スーーー」「ハーーー」「スーーー」「ウーーーーーーーン」
「はい、手を離して! ハアハアハアよ!」
「ああ”ーー」
「足が出るよ」
「ふんにゃぁーーーー」
ああ、生まれたぁ!!
「10時13分」
「はい、女の子」
助産師さんが、あかちゃんをお腹の上に置いた。
手足が、ピンコピンコ動いている。とても元気そう。
「やっと出てきたねぇ」
涙が出てきた。
かっちゃんも、嬉しそうな顔をしていた。

「きれいにして来ますね」
あかちゃんは、連れて行かれた。
「後処置をしますから」
かっちゃんも、外に出て行った。
先生が、下の方を触っている。
「痛ーい」
「痛くない」
「痛いー」
「後陣痛です」
胎盤が出てきた。

「表面が少し裂けてるから、縫いますね」
「痛み止めを打ちます」
注射も縫合も痛くはなかった。
助産師さんが
「裂けないように押さえていたのに、悔しいわ」
と言った。
でも、切開はしなかったし、傷も軽そうでよかった。

産後は、2時間くらい分娩室で過ごす。
お風呂に入れてもらって、きれいになったさくらちゃんが来た。
「ご褒美におっぱいをもらおうね」
助産師さんが、お乳を少し搾って、さくらちゃんを吸い付かせた。
さっきまで、お腹の中にいた子が、お乳を吸っている。
くすぐったくって、とても幸せな気持になった。


・・・続きはまた・・・

sakura_050219_1610
2月19日 生後1日





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 24, 2005 04:23:05 PM
コメント(14) | コメントを書く
[妊娠・出産] カテゴリの最新記事


PR

Recent Posts

Category

Archives

October , 2024
September , 2024
August , 2024
July , 2024
June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:引きこもり、鬱かもしれない(06/07) cialis kamagra oder viagracialis in swi…
http://buycialisky.com/@ Re:人見知りと寝ぐずり(06/08) cost comparison viagra and cialiscompar…
http://eddrugsgeneric.com/@ Re:引きこもり、鬱かもしれない(06/07) cialis discussioncialis 100 mg 30 table…

Free Space

Profile

聖こりん

聖こりん

Freepage List

Calendar

Rakuten Card


© Rakuten Group, Inc.
X