225109 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

   楽園への道

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
April 23, 2008
XML
テーマ:子供の病気(2173)
カテゴリ:川崎病

 

Germany_020.jpg

涙で景色がぼんやり・・・ 

 

次男が川崎病になったこと その3

ホメオパシーという自然療法で、

こどものケアをして、ホメオパスになろうと考えたのは、

次男の川崎病がきっかけでした。

++++++++++++++++++++++++++++


「この書類をよくお読みになってから、サインしてください」


それは、ガンマグロブリンを使った治療に承諾するという書類でした。

サインした書類を渡してから、
次男の点滴のビニールバックに新しい薬が注入されました。

1本だけかと思ったら、合計で6本くらいはあったと思います。

薬が透明のチューブのなかを通って、いきます。

(どうか、効きますように・・・)


次男は睡眠薬のせいか、眠り続けたままです。

どうしてこの子は病気になってしまったんだろう?

わたしの胸の中には、ずっとその考えがこびりついていました。

原因不明なので、
どうしてなのかを考えるだけバカげているのですが、
そんな時、人間というのは考えてしまうものなのです。

ちゃんと離乳してなかったし・・・

無理に実家に帰ったし

予防接種も3週間くらい前に受けてたし・・・

家のそうじもちゃんとしてなかった・・・(ダニのせいという説もある)

ガミガミ怒ってばかりだった・・・

仕事ばっかりしてたし。。。

寒い中、公園に連れて行ったし・・・・

ふつうの洗剤を使っていたし・・・(表面活性剤のせいという説もある)

それから。。。それから。。。

考えれば、考えるほど

原因のようなものは、100こでも思いつくのです。

 

で、結論は・・・

あぁ、わたしのせいだ・・・・

と思ってしまいました。

こどもが病気になった時、自分を責めるお母さんは

多いのではないでしょうか?

ごめんね~~お母さんのせいで、こんな病気にさせてしまって・・・

次男をみつめながら、何度も謝りました。

はぁ。。。

と、まさに落ち込んでいる時、

ひとりの看護婦さんが、検温のために入ってきました。

わたしがうなだれているのをみて、

彼女は

「○○(次男の名前)くん、川崎病だったんですね」

と、そっと声をかけてくれました。

「そうなんです・・・もう、ショックで涙がとまりませんでしたよ」

「そうですよね。。。わたしも自分のこどもだったら、泣きますよ」

「え?泣きますか?」

「そりゃぁ、泣きますよ・・・

泣かないのは、患者さんの、人の子だからですよ。。。」

入院して、3,4日経ってくると、

小児科病棟で働く看護婦さんの人柄なども

だいたい判ってきます。

わたしより2,3コ年上ふうの

この看護婦さんは、


どっしりとした体格で、


ぱっと見るとちょっと恐そうにみえます。

だから、初めはびびっていたのですが、

毎回、部屋にくるたび、

検温の間のわずかな時間に、少しづつ話をするようになり
やさしい人なんだなぁ、、、というのが判ってきました。

3人のこどものお母さんで、
末っ子は長男と同い年ということ。

働らきながらの、子育ては大変だということや、

じぶんの子供が病気になったときは、
取り乱して、泣きながら先生に電話したことなど。。。

いとんなことを話してくれました。

彼女を知れば、知るほど、
とても人間味のある看護婦さんということがわかりました。

「なんか、わたしのせいで病気になったんじゃないかなって、思うんですよ。
ごはんもちゃんと食べてなかったし、そうじも行き届いてなかったし。。。」

と、わたしが思ってたことをいうと

彼女は首をふって答えました。

「そうじゃないですよ。

たくさんの子が入院してきますけどね

なに食べてても、どんな環境のところに住んでいても

病気にならない子は、ならないんです。

なる子は、なるんですよ。」

「そうでしょうかね。。。」

「お母さんのせいじゃ、ないですよ」

「そうかなぁ、なんか、自分を責めてしまうんですよ」

「違ますよ。絶対にそう思ったらダメです

彼女はきっぱりとそう言い切ってくれました。

自分を責めたらダメですよ
ある意味、かかってしまったものは運命なんですよ

そのひとことは、私を救いだしてくれました。

 自分を責めるのは止めて

いま、自分にできることは何か考えていこう・・・

 

彼女の苗字はなんだったか、もう忘れてしまったけれど、

名前は『』さん、という方でした。
その名のとおり、愛の人でした。

 

つづく。。。。

 

 

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  April 24, 2008 11:53:58 AM
コメント(2) | コメントを書く


PR

プロフィール

Forestblume

Forestblume

カレンダー

カテゴリ

お気に入りブログ

「物語の大切さに気… New! 森の声さん

素敵な未来を引き寄… キネシオロジーセラピストnaoさん
☆皐の自然育児実践ブ… ☆皐さん
のびゆらの 花咲く旅… はるもにあはるもにあさん
ドイツ・トリアー便り FrauM☆さん

コメント新着

 背番号のないエース0829@ Re:ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
 てんてん@ Re:川崎病 その後・・・疲れ果てた日々(06/01) はじめまして 長男を川崎病で入院したてん…
 あやぽん@ Re:今の生活に満足する方法~♪ 幸せはここにあったのか。。。(12/21) 国際結婚もしている私にとって、全く同じ…
 余計なお世話かもしれせんが...@ Re:川崎病 ガンマグロブリンへの治療へ。。。(04/21) 携帯が顔を照らした、とか、涙がポタポタ…
 ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X