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April 25, 2008
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テーマ:子供の病気(2173)
カテゴリ:川崎病

IMG_0611.jpg

ちょっと、涙もかわいてきたかな。。。

次男が川崎病にかかったこと   その4

いまは、すっかり元気で2歳になった次男。


その次男が川崎病にかかったことが、

わたしをホメオパシーの自然療法に導いてくれました。


いよいよ明日からホメオパシーの学校に通います♪
 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ガンマグロブリンの効き目

「検温です」


看護士さんが、部屋に入ってきました。

次男がガンマグロブリンでの治療を始めて

2時間ほどが経っていました。

「様子は、どうですか?」

次男はまだ、眠り続けたままです。

体温を測るため、そっと次男に触れてみると、

高熱のせいで、すごく熱かった体の温度が、

微妙に下がっているような気がしました。

じっと、体温計のアラームがなるのを待ちます。

(どうか・・・熱がさがってますように・・・)

38.4℃

「あぁ、下がってるわぁ・・・」

「良かったですねぇ。効いてきましたね」

ずっと39度台だったので、
38という数字をみるだけで、ウキウキしてきました。

しかし凄い効き目です。

その後も次男の熱は順調に下がり続け、

夜にはついに37度台に・・・

ずっと苦しくて眉間にしわを寄せていた眠り顔も、
よっやく安堵したように、

寝息をついています。

おでこを触っても、もう火のように熱くありません。

久しぶりに、わたしもほっとしました。

夫にも早速、電話しました。

「ガンマグロブリンの治療は、正しかったとぼくは思う」

夫は、インターネットでドイツ語の川崎病のサイトを調べていました。
(夫はドイツ人です)

川崎病は、日本で発見されましたが、
日本だけでなく世界中にある病気です。

しかし日本での発見が多いようです。

これは日本の医学が進歩しているから、

川崎病と診断しやすいのか

『原因』となるものが、日本に多いのか。。。


そのへんは、謎ですが、

しかし発展途上国などの、充分な検査ができない場所では
診断はかなり難しいと思われます。

熱がひけば、自然に症状は収まるし、
もし障害が残っても、それすら検査できない。

ですから川崎病と知らず、

かかっている子供たちも多いのではないでしょうか。

 +++++++++++++++++++++++++++

ドイツにも、川崎病にかかった子供たちはいます。

ドイツの『ハイデルベルグ』という古都で知られる町には、
川崎病の研究機関もあります。

川崎病にかかった場合、

ドイツでは一般的な病気ではないので、
『診断』に至るまでに時間がかかるようです。

ガンマグロブリンでの治療は、タイミングがあるので、
診断までに時間がかかると、取り替えしのつかないことにもなります。

「○○(次男)は、運が良かったんだ」

夫はインターネットでみつけた

ドイツで川崎病にかかった
二人のこどもたちのことを話してくれました。

ひとりのこどもは、近代的な設備の整った

大病院のある都会に住んでいました。

もうひとりのこどもは、町医者だけしかいない小さな村に住んでいました。

はじめ、ふたりの辿った道は、同じです。

風邪のような症状からはじまり・・・

医者に行くと、やはり「風邪」と診断されました。

その後も、高熱が続き、

薬を飲んでも全く効果がないので、

再度、医者に行くと
「肺炎」と診断されました。

その後、大都市に住んでいたこどもは、入院しました。

お医者さんは
「ウイルス性の風邪」と診断しました。
抗生物質で治療しましたが、全く効果がありません。

一方、小さな村に住んでいたこどものお医者さんは、
これはおかしい。。。」と思って、
こどもの症状をよく調べてみました。

そして『川崎病の疑いがある』と診断しました。

こどもは大きな病院に送られ、ガンマグロブリンでの治療をうけました。

++++++++++++++++++++++++++

大都市に住んでいた子供の熱が、

抗生物質を使っても全く下がらず、

ようやくお医者さんもおかしいと気がつき、

川崎病と診断された時には、

ガンマグロブリンを使うタイミングには間に合わなかったのです。

そのため、その子の心臓には障害が残ってしまいました。

その子の両親は、すごくショックを受け
医者にたいしての怒りを隠せなかったそうです。

「信じられないね。。。」

「ほんとに。。。」

夫としばし無言になりました。

そりゃ、そうでしょう。

(それで、ご両親は、サイトを立ち上げて警告しておられます)

どうして違う可能性を疑ってみなかったのか?

なぜ、エコーでの心臓の検査をしてみなかったのか?

それさえしていれば、発見は早く、治療は間にあったはずなのです。

「そのお医者さんが
どれだけ子供を診ていたかってことが
二人の運を分けたんだ」

ドイツという同じ国に住んでいても、

病後の結果は違ったものになるのです。

大都市か、小さな村か・・・というのは、関係なかったのです。

「なんか。。。これは。。。運みたいなものなのかなぁ」

「そうだね。。。障害が残ったこどもには気の毒としか、

いいようがないけどね。。。」

ガンマグロブリンの治療は、必要なかったのではないか。。。
と、少しだけ考えていたわたしも
そのはなしを聞くと、納得できました。

わたしは日本に住んでいたばかりに、
こどもがこんな病気にかかってしまったのではないか
ということも考えていました。

住んでいるところからは、神戸の街が見下ろせます。
山の側で、自然も比較的多い所です。

しかし遠くないところに、

工業地帯もあるし、

阪神高速もあるし、

黄砂もひどい。


空気も、きれいとはいえないのかもしれません。


この地域で川崎病にかかる子は、

すごく多いそうです。(とくに今の時期。。。)

こんなことになるのなら、
さっさと、ドイツに引越しでもしていれば良かった~~~と悔やみました。
(わたしは、まだ日本にいたいのです)

でも、もし。。。こどもがドイツで病気になっていたら?

いろんな考えが、ぐるぐると頭の中を巡ります。

日本にいるのも、意味がある。

この病気になることが、
次男の運命だったのなら、
それは、もう受け入れるしかないのだ

すやすやと、眠っている次男をみながら思いました。

ちょうど、次男が病気になる前に注文して

母に病室に届けてもらった

「ホメオパシー・ジャパン」の本を読みはじめました。

つづく。。。。


由井寅子のホメオパシー入門

も、おすすめです。

 






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最終更新日  April 25, 2008 04:17:28 PM
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