楽園への道

次男が川崎病にかかったこと　その5

いらないものは、沢山ある。

ガンマグロブリンのお陰で、すっかり元気になった次男。

治療翌日には、熱は37度台になりました。

ぐったりとしていた表情も、活力が戻ってきました。

点滴をしながらも、

病院の離乳食を、1口食べたりするようになりました。

ほんとうに、これで一安心です。

（もしかしたら・・・・

このこは死んでしまうのではないだろうか・・・）

と、感じたのがウソのようです。

でも、この子が病気になってくれたお陰で、
わたし自身、

いろんなことを学べました。

本当に、「子供の命が危ない!」と思ったら

必要でないものは、たくさんありました。

やはり、子供が生まれるとお金がかかります。

習い事をしたり、これからの学費もかかるし・・・・

とにかく、なんだかんだ、

お金は羽根が生えているかのように飛んで行く～～～

「う～～～～、お金がいる・・・経済的に大変だ・・・

もう、どうにかしなくては。。。」

と、頭が痛くなっていました。

しかし・・・ぐったりしたこどもを目の前にすると・・・・

お金のことなんて、考えません。

「なにも要らないから、どうか、どうか元気になって・・・」

「それより、いくらお金がかかってもかまわないから、

神様、どうにかしてくださいっ！！」

と真剣に思いました。

「そっか、結局・・・お金なんて、この世だけのものなのか・・・」

と、漠然と眠り続ける我が子をみて、悟りました。

あと、なにかの本で読んだのですが

死にそうになっている子供を前にして、親は

「死ぬな～～～ッ！！

おまえは、がんばって、東大に入らないとダメだろうっ」

とはいわない・・・と、あったのですが、

やはり、親はいろんな夢をこどもに託します。

しかし、そういう「見栄」も見事に、捨て切れます。

とにかく・・・元気になって欲しい！

ただそれだけなのです。

大好きな仕事も・・・

「もう、そんなのどうでもいいから・・・」

と思えました。

次男を出産したとき、

わたしは大出血をして産院に2週間ほど、入院していました。
その間、生まれたての次男は放っておきっぱなしでした。

今回、次男が入院したのもちょうど14日間。

偶然とは思えませんでした。

なんか、これにも意味があるんだろうなぁ・・・と感じました。

長男は、おばあちゃんの家でお留守番です。

次男とは２４時間ずっとつきっきりです。

出産後の空白を埋めているような気持ちになりました。

次男はけっこう自己主張する性格で、たくましいのですが、

愛情に敏感。

長男のほうに気持ちが少しでも傾くと、

すぐに熱を出したり、風邪をひいたりします。

「わかった・・・もう、いいよ。

なにもいらんから、もう一度、あの笑顔をみせて」

と祈りました。

あの時を境に、なにかが確実に私の中で変わりました。

ふだんの生活で気がつかないことって、いっぱいあるんですよね。

そして、要らないものも・・・いっぱいあった。

「ガラクタ捨てれば、未来が変わる」

って、いう本があるんですが

ガラクタって、けっこう知らない間に溜まってしまします。

大事だと思っていたもの

(お金、地位、名誉＝もともと無いけど。。。できれば手に入れたかった？！）が、

じつは別に必要のないものだったって、こともわかります。

悪夢のように思えた次男の川崎病。

それはわたしの人生の中で、

立ち止まって、

考えるきっかけになりました。

つづく・・・

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ＧＷで、すっかりご無沙汰していました。

ＧＷ中，平日も幼稚園がお休みで、つまり２週間くらい、ずっと子供と一緒でした。

今日からやっと幼稚園がはじまりました・・・・ホッ

学校のことも、またご報告します！！勉強もできてないので、焦っています。

ではまた～～～