ヨコシマエビの採集によって再認識させられたこと
ヨコシマエビ(Gnathophyllum americanum)。最近、串本で採集したエビっす。いずれも転石下のツマジロナガウニの近くにいた個体でおそらくはペアである。もともとヨコシマエビはウニ、ヒトデ、ナマコの表皮を食べるっていわれている。以前飼育していた個体はコシダカウニの管足を食べていた。ひょっとしたら今回のヨコシマエビはツマジロナガウニの管足をエサとしていたのかもしれない。実際ウニの近くで見つかることが多い。こちらはメスの個体。ずんぐりむっくりとして何ともかわいらしい。個人的には好きなエビである。こちらはオスの個体。残念なことに左第1胸脚が欠損。ヨコシマエビを見つけた際にニシキベラが食べようとして一度くわえた。このときになくなってしまった。転石下の個体を観察・採集する際には捕食者に注意しなければいけない。わかっていたことではあるが、今回再認識させられたっす(汗)。