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テーマ:仕事しごとシゴト(23710)
カテゴリ:仕事の話
前々から、非常に不思議に思っていることがある。 ウチの部署の方々は、毎日最低10時、遅いときだと2時3時まで働いているようなのだが、別にそれについて特に不満を持っていないようなのだ。 むしろ、喜んでいるような気さえする。「ああ、昨日家に着いたの深夜だよ。メシも食ってないし、もーボロボロ。アハハハハ」などと、満足そうに話しているのだ。 しかも、残業手当もでないのだ。体よく「年俸制」にしているので。だが年俸制でも残業代を払わなければいけないということを会社が知らないわけはない。見込み残業含むのかも知れないが、面接のときに大体どのくらい残業があるかという説明もなかった。 多分彼らは、「仕事をしている自分が大好き」か、「ものすごくドンくさい」か、「極度のM」かどれかに違いない。だけど私はそうではないので、そのような人々に合わせるのはたまらない。みんなが遅くまでやっていても、とっとと帰る。 するとコノ前、呼び止められた。 「今さ、いろいろトラブルあって大変だから、手伝ってあげて」 そのトラブルは私のせいなのだろうか。つーかトラブルって毎日やん。つまり毎日深夜まで残業せなあかんってことやん。そんな話聞いてないわ。つーか残業代出せや。 ふと、考えた。彼らの人生は、どこにあるのだろう。 私はハタチくらいの頃、めちゃくちゃ残業の多い職場で働いていた。上司が「もういいよ」と言うまで帰れず、帰宅は毎晩午前様。家は寝るためだけの場所で、休日は疲れて何もできなかった。あの頃のことを思い出そうとしても、会社の机に座っている光景しか思い出せない。一番楽しい時期であるべきなのに、仕事をしている思い出しかない。 私の人生は、会社のためにあるのではない。 そう思って転職してから、私はとっとと帰るようになった。忙しいときはもちろん残業するけど、忙しくないときは定時で帰る。できるだけ早く帰る。 もしみんなに合わせて、この会社にしがみついてみたら、どうなるだろう。 1 ドラマが見れなくなり、テレビをつけることもなくなるので、世界情勢に疎くなる 2 料理する時間がないので、毎日惣菜かコンビニ弁当 3 フロにゆっくりつかる時間もなく、リラックスできない 4 キッチンのシンクは汚れた食器だらけで、それを使いまわす 5 寝る時間が減る 6 趣味の読書もできない 7 土日は掃除洗濯と買い物に追われ、残った時間は疲れて寝る 8 肌は荒れ放題で、体調もサイアク 9 美容院に行く暇がなく頭はボサボサ 10 目がおちくぼんでくる 11 生きている意味が分からなくなり、うつ病に やっぱり、無理。 でも、人によっては、そんな人生こそが最高の人生だと思えるんだからなぁ。それで今の日本経済が成り立ってるのかも知れないな。
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