突然・・・
我が家の愛犬ホーリーが逝きました。『最近ホーリーちょっと痩せてない?歳のせいかな?』とついこの前、子ども達と話したばかりでした。先週末、いつも残さずエサを食べるホーリーが、エサを残していました。真夏は、夏バテして食欲が落ちる事があるホーリーですが、この季節では珍しい事でした。私も気にはなりつつも、息子の九州大会で宮崎へ出かけ、娘は実家へ行っていました。日曜の夜遅くに私たちが帰宅すると、夫も『ちょっと変?』と思っていたようで、月曜日にでも病院に連れて行くと言っていました。そして、月曜日いつものように朝起きてすぐ、リビングのカーテンを開け、ホーリーの小屋をのぞくと、いつもは早起きして私に尻尾を振っているホーリーがまだ小屋の中で寝ていました。いつもとは違う様子だったので、小屋へ走って行き、声をかけるとやっと起き上がってきましたが、あきらかに変でした。慌てて夫を起こし、夫が病院へ連れていきました。いつも夫の車に乗るときのホーリーは、嬉しくて飛び乗っていましたが、その時は、足をやっとあげれる状態でした。病院での診察の結果は、肺ガンでした。ここ数日が山でしょう・・・と診断されました。その日は、そのまま夕方まで病院で預かってもらい、夕方夫が連れて帰ってきました。玄関の中に、ホーリー用のシートを敷き、そこに寝かそうと思ったのですが、そわそわと落ち着かない様子のホーリーは、結局玄関の上がり口のマットの上で、玄関ドアの方に向かって座りました。ドアを開けて帰ってくる子ども達を待っていたのでしょうか・・・。だけど、みんなが帰ってきて、夜遅い時間になると外に出たがり、最後は、自分の小屋で落ち着いたのです。翌日、食が進まないホーリーに、大好きだった缶詰を買ってきましたが、少しなめたくらいでした。息をするのが少し辛そうでしたが、いつもの自分の小屋で、時々場所を移動してましたので、私も様子を見ながら少し安心していました。そして、フッと見たときに、ホーリーは動かなくなっていたのです。夫に電話しました。『ホーリーが・・・』と言ったあとは、涙だけで言葉になりませんでした。すぐに夫が帰ってきて、ホーリーにブラッシングしてあげました。夕方帰宅した子ども達は、ホーリーの死を知って、号泣でした。その日のうちに家族で、火葬場に行きました。近くのペットの火葬場は、3時までの受付だったのですが、家族同様のホーリーだったのだから、ちゃんと家族揃って送ってあげたいとと思い、夜でも受け付けてくれる、ちょっと遠くの火葬場まで行きました。骨になってしまったホーリーを見て、また号泣でした。なぜ、もっと早く病気に気付かなかったのだろう・・・こんなに早く別れがくるなら、もっと甘えさせてあげれば良かった・・・もっとかまってあげれば良かった・・・と悔やむ事ばかりです。強面なのに、本当は臆病で甘えん坊のホーリーでした。夫には従順なのに、私にはやんちゃな甘えん坊で、娘との散歩が大好きで、息子はライバルと思っていたようなホーリーでした。その日の、息子の作文にはこう書いてありました。『いつもうるさい奴だな、って思っていたけど、いなくなると寂しくて悲しくて涙がでました。だけど、ホーリーは家族だったから、きっと天国から家族の事を見守ってくれてると思います。』