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みなさん、こんばんは。
二日連続でマリ―・アントワネット関連の評伝を紹介してきました。 今日は彼女が主役の評伝です。 マリー・アントワネット ファッションで世界を変えた女 Marie Antoinette The Woman who changed the world by fashion 石井 美樹子 河出書房新社 国民が飢えに苦しんでいるにも関わらず「パンがないならお菓子を」と言って火に油を注いだとか、豪奢な暮らしをしたとか、今になってマリ―・アントワネットの「贅沢好きの未熟な王妃」というイメージの払しょくが始まっている。 著者はいたく従来の描かれ方に不満を抱いていたようで、「彼女がいかに賢かったか」をそのファッションセンスと共に紹介。但し妻が悪くないなら悪いのは…というわけで、夫ルイ16世がやたらとこき下ろされている。 曰く 「マリ―・アントワネットは夫婦の契りの成就に全神経を集中」 して夫の好きな乗馬まで始めたにもかかわらず 「結婚してから七年ものあいだ夫の義務を果たそうとしなかった」 曰く 「マリ―・アントワネットは気晴らしに身を投じながらも、夫に務めを果たさせようといじらしいほど努力する」 曰く 「そもそもルイ・オーギュストが七年間も夫婦の契りを結ぶのを拒んだために、マリ―・アントワネットは母になれなかった」 曰く 「マリ―・アントワネットの最大の務めは後継者を生むこと。しかし、ルイ・オーギュストは夫の務めをまっとうせず、マリ―・アントワネットは苦境に立たされる。」 なんだかもう、ルイ16世が可哀想になってきたよ。 果ては 「歴代のフランスの国王には公認の愛人がいて宮廷文化を担ったが、ルイ十六世はフランス史上唯一人愛人を持たない王だったので、マリ―・アントワネットは宮廷文化の最大の担い手にならざるを得なかったのである。」 とまで書かれている。確かに愛人がいればそちらに民衆の矛先が行ったかもしれないが、いいじゃないか奥さん一筋で。民と同じように円満な家庭を築けて良かったんじゃないの? うーん何だか著者のアントワネット愛が凄過ぎて。これくらい愛情を持って書かれたら幸せなのかもしれないが。 マリー・アントワネット ファッションで世界を変えた女ぐるぐる王国DS 楽天市場店 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 5, 2017 12:00:28 AM
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