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カテゴリ:日本のミステリー小説
みなさん、こんばんは。最近スポーツ界の不祥事が多いですね。
障害者雇用の政府側の対応もお粗末です。何だか世の中のタガが緩んでしまったみたいです。 さて、今日は東野圭吾さんのノンシリーズを紹介します。 おれは非情勤 集英社文庫 東野圭吾 ミステリ作家をめざす「おれ」は、小学校の非常勤講師。 下町の学校に赴任して2日目に、体育館で女性教諭の死体が発見された。 傍らには謎のダイイングメッセージが。 彼が行く先々の学校で起こる怪事件を解決する連作ミステリ。 他竜太少年が謎を解く短篇「放火魔をさがせ」「幽霊からの電話」2篇を収録。 この前何十年かぶりに、横溝正史氏の小説を読み、「随分と言い回しが 古臭いなぁ。」と思った。使われている比喩も、意味はわかるけど、ぴんとこない。 私が子供の頃には、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズや、学習雑誌の連載ものを 読んでいた。だけど、今の子供達が読んだら、面白さはさておいても、多分表現が古臭くて、取っつきにくいのではなかろうか。 子供の時って、読むのは、まず外見から。どんなに 大人が「面白いよ」と言っても、何だか難しそうな表現のあるものは敬遠する。 その点この小説なら、トリックも含めて子供にすごくわかりやすいし、タイトルも 興味を持つよう工夫されている。 逆に、大人の目から見たら、ちゃっちいトリックかもしれないけど、 まあこれは仕方ない。二兎は追えないから。 学研の「5年の学習」「6年の学習」に連載されたそうだ。 「今どきの小学生は 東野さんの小説が読めるのか。何て羨ましい!」 と私は思うのだけれど、 連載中は「不倫とか浮気が出てくるのがけしからん。」とPTAからお叱りが 出たそうだ。でも、それはおかしい。 小学生の頃、私は松本清張や海外ミステリーにどっぷりはまってた。けれど、読んだからって 現実に幻滅したり、犯罪計画に役立てようなんて思わなかった。 何か事が起こると、映画や小説が槍玉に挙げられるけど、こういうのって、内容が問題ではない。 要は、大人がきっちりと、子供に現実と空想の切り分けや善悪の判断が 教えられているかどうかだ。 とはいえ 自分と同世代の今の親達には、 正義やら社会のルールを自分ではわかっていそうでも、 他人に教える能力は、公共の場での親達のマナーを見ていても、あんまり期待できなさそうだ。でも、そういう事なら、この本にお任せ。 「人間ってのはさ、好き嫌いがあって当然なんだ。だけどたしかなことは、人を好きになって得をすることはたくさんあるけれど、嫌いになって得することはめったにないってことさ。だったらわざわざ嫌いな人間を探す必要もない。」 愛想がよくないけど、善悪の判断はちゃんとつく「俺」の言葉です。 非情に徹していながらも、なかなかいい事を言ってますでしょ? そうそう、物語には、ある規則性に基づいたお遊びが入っている。 そういえば、こういうのって子供の時見つけるの楽しかったなぁ。 後で友達同士で話す時、 「ねえねえ、あれって実はさ、一話目でああだったんだけど、二話目では こうなってたでしょ。わかった?」 と一番に見つけた子は得意げに言ってたっけ。 自分の子供の頃を、いろいろと思い出した。 子供が今読んだ限りじゃあ、彼の生徒に対する姿勢や決め台詞が、何に似てるか、わからないだろう。けれど、大人になってウェスタンものの映画や名無しの探偵シリーズを見た時に、 「あっ! なるほど、これが元かぁ。」 と子供の頃を思い出してくれるといいな。 そこから世界が広がってくれれば、言う事なし。 多分大人だと、東京発名古屋行きの新幹線の中で十分読めるボリューム。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 5, 2019 09:53:28 PM
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