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February 6, 2024
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みなさんこんばんは。昨日の積雪で大変です。今日もタヘラ・マフィ作品を紹介します。

イグナイト・ミー 少女の想いは熱く燃えて 上 (シャッター・ミー3)
Ignite Me
タヘラ・マフィ―
潮出版社

 オメガポイントにやってきたジュリエットは、アダムの「他人の能力を打ち消す能力」が、彼女といると弱まってしまう事を知り、彼と別れる決意をする。納得できないアダムへの想いを振り切り、訓練に取り組むジュリエットは、ウォーナーとその父アンダースン総督と出会う。オメガポイントの仲間4人が捕えられ、人質との交換条件としてジュリエットが指名される。オメガポイントのリーダー、キャッスルは襲撃計画を知り、応戦の指揮を取ると共にジュリエットたちを送り出す。総督はジュリエットに「恋愛感情は息子の人生の妨げになる」と言い、いきなりジュリエットの胸を撃つ。しかし彼女を助けたのはウォーナー。ここまでが前作『アンラヴェルミー』の粗筋。

 目覚めてオメガポイントが壊滅したことを知ったジュリエットは、わずかな望みをかけて仲間の行方を捜す。再建党の打倒を決意したジュリエットにウォーナーから思わぬ申し出があり。さあ、泣いても笑っても最終巻。

 本編はサブタイトル通り。「少女の想いは熱く燃えて」ええ、もう燃え盛っておりますとも、彼と彼女のラブストーリー。だが、相手が第1巻からすっかり変わってしまった。帯もかっこいいぜ。「宿命も、彼も、愛してみせる」強くなったねえジュリエット。そして彼女の相手はやはり。

「わたしも彼も、すがりつける相手を心から必要としていて、たまたま共有していた過去の思い出にすっかりその気にさせられてしまっただけ。でも、それだけじゃだめだったのよ。もしそれでじゅうぶんだったら、こんなにあっさり彼のもとを離れられるわけないもの」

ジュリエット、醒めてる。つまり、ずっと隔離された環境のなかに置かれて、自分に優しくて触れてくれる(ここ重要)相手がアダムだけだったから、彼一択だった。しかし、アダムの条件を全て備え、一才年上でルックス良しのウォーナーが出てきたから…まあ、アダム、捨てられたんですな。やはり家族はいるが愛されていないため影のある一見屈折優等生タイプは最強だ。再建党のリーダーで総督と、地位こそ高けれど、父親は「”Hell is empty and all the devils are here.”地獄はもぬけの殻だ。すべての悪魔はここにいる」なんつーシェイクスピア『テンペスト』の文言を、眉目秀麗の長男の腰骨(うわ微妙な場所!なぜそこに?)にイレズミし、異母弟のアダムも放置しっぱなしの毒親。貧しくても弟と仲良しアダムに比べて、名ばかりの家族との縁が切れないウォーナーに、やはりジュリエットが同情的になるのもむべなるかな。更に、ウォーナーの母親がジュリエットと同じ体質で、母親を亡くして打ちひしがれている時に、まるで母の身代わりにようにジュリエットがウォーナーの目の前に現れるという、このタイミングの絶妙さ。もうこれは二人くっつけよとしか言ってない。結ばれてからの二人がもう甘々すぎ。言葉攻めがなくなってつまんなーい。

 メインストーリーは再建党VSオメガポイントの残留の戦いだが、数では圧倒的に前者が有利だ。というわけで、やっとジュリエット、SF小説のヒロインとしての仕事をする。ただ、呆気なさすぎないか?あ、いいのか、これ、近未来を舞台にしたハーレクインロマンスだから(笑)。


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最終更新日  February 6, 2024 07:19:45 AM
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