カテゴリ:ホテルステイ
ここに一生住むってどんなかしらと妻は考え、それも悪くないという結論に達した。(「手造りのホテル」より) 「南仏プロバンスの12か月」で自然と美味しい食べ物に恵まれたのんびりとした田舎暮らしを描き、世界的南仏ブームを巻き起こしたピーター・メイル氏が著したお洒落なエッセイ。「贅沢の探求」にはホテルは欠かせないとみえ、著者お気に入りのロンドンのホテル、「コノート」を書いた「手造りのホテル」と「完璧な別荘とは」の二篇にホテルが登場します。 シングル・モルト・ウィスキーやキャヴィア、シャンパーニュなど豪華な食を描いた章から、プライベートジェットや、リムジンなど生活必需品(?)までメイル氏の探求心は如何なく発揮され、贅沢で気の利いたエッセイとなっています。 ホテルに泊まることは、贅沢な時間を過ごすということ。筆者は、まえがきにおいて、裕福な人々の厄介と不幸についてふれていますが、贅沢を提供する職人たちに思いをはせ、本来の自分を取り戻して、自分自身の贅沢と楽しみを発見できたら幸せですね。 贅沢の探求 ピーター・メイル(楽天ブックス) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 18, 2005 11:45:22 PM
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