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2006.07.30
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カテゴリ:摂食障害
日曜日は、工事をしない。騒音に悩まされる事も無い。

だから私は平日の睡眠不足を補うべく、たっぷりと眠った。

その為に少し多目にお薬を服用した。こんな静かな

日中に過食衝動に襲われるなんて

真っ平だからである。






夜中の過食嘔吐が朝まで響いてしまい、就寝は遅い時間になった。

けれども今日はぐっすり眠れるのだと思うと、落ち着いていた。

少しだけ断眠はあったものの、17時過ぎまで眠っていた。

平日溜め込んだストレスや疲れがとれて、起床したらスキッと

していた。そしてゆったりとシャワーを浴びて、ゆったりと

スーパーへ行く時間迄過ごしていた。




心が落ち着いていると、『過食衝動』は

襲ってこない。飽くまでも鎮まった神経が其処にある。





平日の日中も、この頃は工事の大きな騒音に悩まされつつも

『過食衝動』は襲ってこないし、落ち着いている。

只管ミネラルウォーターを飲みながら氷を齧り、読書に耽る。

小説の世界は自分の世界とはかけ離れたものである。そのワールドに

惹き込まれていく事がとても心地良い。






何故か今日は『何だか寂しい』と言う心があった。

そんな日の夕陽は柔らかくて、風景をオレンジ色に染める。

大分それに癒されている感覚がある。

そしてこの時期はすくすく伸びる稲に、蜘蛛の糸が漂っている。

蜘蛛自体は嫌いであるが、蜘蛛が作り出す糸はとても綺麗である。

張る巣にしても、とても芸術的で見惚れてしまう。身体に引っ掛かると

腹が立ってしまうが・・・。今日は風になびき夕陽にキラキラ輝く

蜘蛛の糸を見た。自然が作り出すものは美しい。

しかし反面、自然には恐ろしい所がある。天災に対して人間の力は

何処までも非力である。






閑話休題。

私は日中拒食状態で過ごし、空腹感を感じる事が心地良い。

その方が心も落ち着いているし、ゆったりと過ごせる。

読書に耽ったり、ミネラルウォーターを飲んで氷を齧ったり

して貧相ながらも、私にとってはベストの状態でいられる。

どうしてこの状態が夜も続かないのであろうか・・・。






やはり今は、

私にとって『過食嘔吐』は必要なもの

なのであろうと痛感する。


それをする事で、心の平衡を保っている感じも否めない。

でもこれはとても苦しい行為であるので、出来れば避けたいものである。

しかし、それでは心の中の『顔なし』と『ハク』をないがしろに

してしまう事になる。






そして、いきなり今まで1日2回行なっていた『過食嘔吐』

『ゼロ』にすると、大きな反動がくるであろう。

だから飽くまでも少しずつ少しずつ、この症状と向き合っていく事が

大切であると感じる。突然高い階段を思い切ってよじ登ろうとすれば、

下手すると落ちて大怪我をしたり、今まで登ってきた階段を

転げ落ちてしまう結果にならないとも言えない。

しかし、




摂食障害の症状は途轍もなく苦しい。

だから焦って、早くどうにかしたいと感じるのが

普通であろう。





でもそこまで容易な病気ではない。厄介な病気である事を

忘れてはならない。一時期眠る間を惜しんで過食嘔吐を続けていた頃は

もう何が何だか訳も解らず、地獄に堕ちた様であった。






今、漸く冷静な考え方を出来るようになり、また摂食障害について

掘り下げていく行為も出来るようになった事で、

日々色々な発見がある。

『どうして過食したくなるのか。』

『この痩せ願望は何故止まず日毎に酷くなっていくのか。』

『何故食べ物を胃に留めている事が不快であるのか。』etc...


勿論簡単に答えなどは出ない。解答は人それぞれ違ってくるであろう。






私は出来るならば日中過食嘔吐をしないで済んでいる様に、

夜も何も食べたくは無い。けれども、

過食衝動は凄まじい勢いで襲ってくる。

逃げられない。お薬を飲んで眠る気にもなれない程、

苛々、ムカムカ、落ち着かなくなる。


きっと自給自足の田舎で暮らしていればこの様な事は無いであろう。






しかし、この病に侵されたことは『必然である』とも感じる。

だから、忌み嫌う事をせず、暫くは共存せねばならないであろう。






自然を感じながら。あの綺麗な夕焼けの向こうに思いを馳せながら、

落ち着いて前を向ければそれだけでも良しとしたいと感じる。





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Last updated  2006.07.30 21:44:57
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