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カテゴリ:摂食障害
『心が落ち着いている』
今日はそう自覚できていた。 新薬を服用し始めて、ちゃんとした効果の表れる 2週間を過ぎた。だからであろうか、やはり 『ニュートラル』と言う言葉がぴったりであろう 心の落ち着きを感じている。 けれども、相変わらず“喜怒哀楽”が猛々しく 胸に居座っている感じを覚える。 やはり怒りと哀しみが突出している。 今までお薬で無理矢理、精神や神経を 鎮静・麻痺させていた。 だから“喜怒哀楽”など殆ど無く、 いつもぼんやりとしていた。常に眠気を感じ、 はっきりしない頭を抱え、あやふやな気持ちで 過食嘔吐に走っていた。 今は過食嘔吐に走る前の気持ちを、はっきりと 感じられる。 やはり苛々を感じたり、過食へ突き動かす何かを 感じたりする。 そうして己の心の機微を感じ取れるようになった事は、 様々な事に考慮を巡らせられるので、良い事だと感じる。 しかし、余りにも自分の心の動向がつぶさに感じ取れるので、 苦しくなる事もある。正直困惑する。 けれども、こうして 困っている私を自覚する事は、 他の何ものにも言いなりにならないで いられる部分がある。 『自分が困っている状態』には意味があり、 それが支えとなるはずなのである。 平和である状態をよくよく考えると、全てが 『困っている状態』なのである。その微妙な状態で 何とか平和を保てているのである。 それの上手な対処の方法が見つからず 悩んでいる状態が、激しく揺れ動く情勢を留まらせて いるのである。 所が、その『困っている状態』を何とかしようと 世界が動き始める事は即ち、『戦争』へとつながる。 何とか対処しようとして、自爆テロを起こしたり、 戦争を始めて自国への利益を高めようとする。 崇拝している宗教の通りに世界を変えんとしようと 命を擲ってまで行動に出る。 困った状態が打破されてしまうと、この様な状況が 待っている。それを自分自身に例えても同じである。 『もう何もかも嫌だ』 と困ってしまったら、打破すべく自殺を 試みるかも知れない。 『どうしよう、何も食べたくないのに、どうしよう』 と過食衝動に襲われて困ったら、打破すべく過食嘔吐を 始めるであろう。 上記に述べた事以外でも、苛々して困るから解決しようと 手首を傷つけてしまったり、 苦しくて困るからそれから逃げようと ODしてしまったりしてしまうであろう。 そうなると余計に辛い状況に陥ってしまう。 だから、その自分の打破せんとする欲求の言いなりに ならないように、困っているが平穏で平和である 自分を自覚する事が大切なのである。 また、最近想う事がある。 人を挑発してきたり、怒りを誘う言葉を言ってきたり 貶めるような事をしてきたりする人が、 この世にはごまんといる。 しかしその挑発に乗る等して相手に対して“怒る” という事は、自分をその低いレベルに合わせて しまう事になる。つまり自分も低次元の人間となってしまう。 だから余計惨めになってしまうであろう。 言いたい奴には言わせておけば良い。 自分をわざわざそのレベルにまで貶める必要は無い。 だからもう、大家について1人苛立ち怒りの念を持つのは 止めたい。下らないからである。 そんな下らない人間にレベルを合わせて、怒りの念を抱く事は 少ないエネルギーの無駄遣いであろう。 レベルの低い相手に対して怒る必要は無い。 これからは上に述べた事を心掛けたい。 自分を貶めない為にも。 そして凛とした心を持って、生きていく為にも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.17 22:07:48
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