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凍えたココロ

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2006.09.20
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カテゴリ:摂食障害
とても心地良い風が吹いていた。

シャワーを浴びた後、

暫く窓を開け放ちそよそよと

漂ってくる秋風に吹かれていた。







髪を乾かして、一息つく為に

ノンカロリーシロップを入れた

ほんのり甘いミルクティを淹れて飲んだ。

秋風も心地良く、心が落ち着くのを感じた。

風は、飽く迄も優しく草花を揺らし、

小さな音を奏でていた。







『虚無』・・・・・・。

これを感じるのは多大な力を要する。

それほど大きなものなのである。

そして未来が確定している事自体、

『虚無』なのである。

勿論、あやふやで病気が治る保障も無くて、

希望を見出せない未来は不安であるし、混沌がある。

しかし、このままの自分であったら、

病気が治る事等無いであろう。

だから、“未来が保障されているというプログラム”

破壊して、不安や混沌の中でも生きねばならない。







私の心の中は、砂漠のようである。

それは、そういった生い立ちであったのであるから

仕方の無い事である。

自分を厳しく律してコントロールし、

そうする事によって歪が生まれたのであろう。

真面目に一生懸命頑張って生きてきた結果が

これなのだと思うと、酷く虚しくなる。

そんな私に必要なのは、『多様性』である。

でも、私は子どもの頃から『臨機応変』

出来なかったし、今も苦手である。

そう出来なかった事で、母から酷く叱られた覚えがある。

真面目で一生懸命だけれども、どこか抜けていて

一直線にしか物事を考えられない為、

その時々の場面や状況の変化に応じて、

前への進み方を考える事が出来なかった。

それは今でも変わらない為、やはり心の中は

砂漠が広がっている。







自分で自分をコントロールする話に戻るが、

そうすることが最適だと思っていた。

拒食する事で体重をコントロールし、

それだけを必死に頑張り、それが良いのだと

信じて疑わなかった。

けれどもこの思考は余りにも極端すぎたので、

やがて“コントロール不能”に陥り、

過食と嘔吐と言うまた極端な方向へと

揺り動かされてしまったのである。

“嘔吐”に関しては、自己誘発的なものなので、

コントロールしていると言えるが、

“過食”は、正にコントロール不可能なもので、

頭と心と身体を暴れまわるのである。

手に負えなくなる。







だからこの“揺れ”こそがこころであり、

極端まで揺れてしまうと、“揺れ戻し”という

現象で、均衡を図ろうとするのであろう。








今は、今とその少し先を見つめるだけで

それ以上の事は出来ない。

未来にはきっと希望と言う一筋の光が差し込んでいる事を

願いたいが、今はまだ考えられない。

この摂食障害と言う症状が、余りにも苦しいものであるから・・・。

しかし、主治医が以前仰ったように、

『こころを大事にする』という事は守りたいと思う。

これは自分でしか出来ないものである。

だから余り極端から極端へと揺り動かすような想いを

持つ事はなるべく抑え、秋風の様にさらさらとした

心地良い環境をこころに持てる様になりたいものである。





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Last updated  2006.09.20 20:59:02
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