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2006.09.24
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カテゴリ:摂食障害
いつの間にか蝉の声は途絶えていた。

代わりに謳歌する秋の虫の音色がある。

涼しげな虫の音色を聞きながら、

いつもの如く

紫煙を燻らしながらお酒を飲む。

唯一落ち着いている時間である・・・。







眠剤を1錠だけ追加して服用し、

ぐっすりと眠った。

過食嘔吐の疲れは眠る事によってしか

癒える事が無い。

蒲団に倒れこむようにばったりと

冷たい空気を遮る分厚い掛け布団を被り

心ゆくまで眠れる幸せ。

この睡眠の時間こそが、明日の自分を

形成する。







いつまでも頭を悩ませるのは、



『過食嘔吐と虚無感』



である。

食べたくも無いのに、過食を始めてしまう自分を

止める事は出来ない。

自分の事を考え始めたら、虚無と言うブラックホールに

嵌り行く自分を留める事は出来ない。

この余りにも世知辛い世の中で生きていく事。

私はそれに対して自信が全く無い。







しかし、こうしている間にも社会は

前へと進んで行き、止まらない。

私はその情勢に必死で付いて行こうとする。

けれども、私の歩みは遅くいつも取り残される。

1人取り残されたようで寂寞を感じる。







今、私が一番やらねばならないのは、



『こころを大事にすること』



である。どうしても自分を責めて傷つける

ばかりになってしまう。

中学生の時に摂食障害を患い、寛解の気も

何も見えないまま、心を蔑ろにして

この歳まで突き進んできてしまった。

そしてこの歳になってやっと、

心を大事にすることの大切さを

痛感している。







過食と嘔吐は酷く心身を傷つける。

勿論、過食と嘔吐をする事によって

幾許かのメリットはある。

食べている間はこの世の中の事から離れて

心も胸の箱の中に仕舞われて、

食べている間は何も感じないでいられる。

だけど、嘔吐が終わった後は

何故か心も身体も、擦り傷で一杯になっている。

きっとそれを慰める為に

カクテルを自分で作ってちびりちびりと

飲んでいるのであろう・・・。







シェイカーを振っている時だけは、

健康的な意味で無心になれる。

そして出来上がったカクテルを口にする時は、

何とも言えない至福の時だと感じられる。

自分で傷つけ、自分で慰める・・・。

そんな一人で忙しい事をしているのであろうと

自嘲の笑みが浮かぶ。

こんな気持ちは、夜の帳に流してしまおう。







寂寥感、虚無感、苦しみそして自責の念。

そればかりが心の中に棲み付いている。

お薬の処方が元に戻ってから、感情も

平らになってしまって、喜怒哀楽を感じ難くなった。

しかし、夕方外を歩いていると

心地良い風が頬を撫で、落ち着いてくるのを感じる。

こうして自然を感じることにより、

英気をも養っていけるのであろう。

まずは自分を大事に大切にしない事には

前へは進めない。

心を大事に、感性を磨き、秋という素晴らしき季節を

胸で感じ取る。

そうする事によって擦り傷だらけの心身は、

きっと癒えるであろう。

自分の歩む速さ、歩いていく道々を己で見極めて、

明日からもまた立ち上がって歩いていきたい。





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Last updated  2006.09.24 21:04:30
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