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2006.10.04
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カテゴリ:摂食障害
夕方の風を感じながら、

ゆったりとミルクティを飲み

ドラマの再放送を観る。

『相○』・・・水谷豊が渋い。

こんな人がお父さんだったらなと

儚い想いに耽ってみる。

そういえば

もう父親とはどれだけ顔を

合わせていないであろう。

『金の切れ目が縁の切れ目』・・・。

私と父親とはそれだけの関係だったのだと

虚しさを覚える。







話は変わって。

昨日は主治医から

「余り自分を追い込んじゃ駄目だよ」

との指摘を受けた。

思うように行動できなかったら、

それに対し自分に情けなさを感じ、

「なんて自分は駄目な人間なんだ!」

と責め抜いてしまう。

そして私が強迫観念という

『コントロールされている状態』

に陥るのは、その前に自分で自分を

無理矢理コントロールしようとしているからである。

そんな無理をするからコントロール不可能になり、

強迫観念の虜になってしまうのである。







まるで自分の心が手から掏り抜けて行く様に、

過食が始まると、もう止める事は出来ない。

そして私の心は奥底の箱の中に閉じ込められ、

『過食嘔吐』を黙々と続けるのである。

心が鈍感になっていても、苦しみは感じるし、

辛く哀しいものである。

そんな弱くなった心を責めてしまったら、

心が壊れてしまうであろう。







勿論、



努力は必要不可欠なものである。



必死に頑張って生きているのであるから、

これ以上頑張れないし、疲れきっている心は

常に“SOS”を叫んでいるのである。

しかし、努力はそれらとは違い、

心意気ひとつで励めるものである。

そして、無理な時は休んで良いのである。

休憩して、努力する為の英気を養う。

そこでは決して怠けていると思ったり、

動けない自分を責めたりしては

哀しい結果しかもたらさないであろう。

だから、自分に出来る事・・・例えば

栄養を摂取する為にスープを飲んでみるとか、

自分を責め抜き自分を嘲る事を止めてみるとか・・・

そんな所から始められたらと思う。

そして子どもの頃受けた傷を労りたい。







夜が更ける頃、地獄の時間が始まる。

過食嘔吐を敵と見做してはいけないが、

やはりその時間は地獄であるとしか思えないものである。

でも事を終えた後は、その行為によって傷付いた心を

抱き締められたらと思う。







甘い秋風が吹くようになった。

仄かな花の香りが鼻腔をくすぐる。

そうして季節を感じている時こそ、

荒んだ心がなだらかになっていくのを感じられる。

私にとって毎日の夜更けは哀しいものであるが、

同時に明日を生きる為の準備時間でもある。

唯、哀しいのに泣けなくなった事が

不安要素でもある。

以前は喜怒哀楽をつぶさに感じ、

泣きたい時には涙がハラリ出ていたのに・・・。

きっとそれは充分に心が休まっていないからかも

知れない。

だから今日も、命果てるまで続く明日の為に、

ゆっくりと心の傷を癒し、ゆったりと心に余裕を持ち

『無理のない明日』と言うものを夢見つつ

現実になるよう努力は惜しまないようにしたい。





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Last updated  2006.10.04 20:28:08
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