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2006.10.22
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カテゴリ:摂食障害
TVから流れてくる喧騒に辟易し、

耳を塞がんとして

ぬくぬくとした蒲団に

潜り込む。

目が覚めてしまった苛々を

鎮める為に、ミルクティを入れて

ゆっくりと煙草を吸う。

そしてまた、微睡みながら

眠りに落ちる。







日曜日はグルメ番組や

出演者たちの喧しい声が行き交う

五月蝿いだけの番組が多い。

目の毒、耳の毒だと想い、

TVのスイッチを切って、

傍の道路を通る車の音遠くに聞きながら

微睡む。

この微睡む時間がとても心地良い。







日が暮れて薄暗い中、

今日は明かりを点けないで

シャワーを浴びた。

目が悪いので何もかもがぼやけているが、

そんな中身体中を綺麗にするのも

心地良いと想った。

今度はアロマキャンドルでも購入して、

その火の明かりだけで

シャワーを浴びるのも良いかも知れない。







スーパーへの道々は住宅街を通る。

夕餉の匂いが漂ってくると、

その家の幸福な食卓を想像し、

些か羨ましく感じる。

嘗ては私の家庭にもあった夕飯の光景

その幸せを思い出す。

とは言っても、子どもの頃は母の監視が厳しく、

正座を崩してはならなかったり、

背筋をぴんと伸ばしていてはならなかったり、

肘をテーブルについてはならなかったりと

食事の時間は苦痛であった。

勿論母の躾の方が正論である。

他所に出ても恥ずかしくない様にと

躾けてくれたのであるから。

しかし少し姿勢が崩れる度に背中を叩かれたり、

頬を強打されたり、金切り声が飛び交うので、

食事の味など分からなかった。

勿論食事を残す事も許されなかったので、

びくびくとしながら只管食事の時間が終わる事を

願っていた。

しかし、兄弟3人で食卓を囲み、

幼い弟の世話をしながらの食事は

幾ら怒られることはあっても、

私にとっては少し幸せであった。

夜道に漂う夕餉の匂いで、

色々な事を想起した。







いつからであろう・・・兄弟と食事をしなくなったのは。

昔から母は、遅く帰ってくる父のお酌をする為に

一緒に御飯を食べる事はなかった。

家族全員で食卓を囲む事は、殆ど無かった様に想う。

両親の離婚後、兄弟でも食卓を囲む事が無くなったのは、

私が摂食障害を発症した頃だったと感じる。

まだ自分を病気だと分かっていなかった頃で、

幾ら食べても食べても満足できない。

1人食卓に残って、いつまでもいつまでも

食べ続け、そして自己誘発嘔吐をしていた。

勿論母からは物凄く怒られていたし、

食べ物を隠されもした。

けれども私の『飢え』

どんなに食べても満たされる事は無かった。

そしていつの間にか妹は、ぐれてしまって

家出をした。その後は弟が食べるものを作り、

その食卓に私と母がその時は何も食べず

椅子に座っていたと言う状態があった。

そしていつの間にか弟も道を踏み外してしまい、

家出をした。そこで家の食卓風景は壊滅してしまった。







私は独り、部屋でお小遣いを遣り繰りして購入した

安くて大量な食べ物を過食・嘔吐するようになった。

今は母と2人暮らしであるが、

別々に食事を摂っている。

でも不思議と慣れてしまうと寂しさは無い。

過食している所を母にも見られたくは無い。

だから、今の状態に落ち着いたのであろう。







閑話休題。

私が過食食材を買い物籠に入れている時、

きっと虚ろな目をしているのであろう。

2回分の過食嘔吐の食材を購入する。

でも、最近余るようになってきた。

その場合は賞味期限が1日オーバーしている事になるが、

温めたら平気であろうと、冷蔵庫に入れておく。

今では、そうしたストックが無いと不安になる。

とても哀しい癖である・・・。







1日2回の過食嘔吐。

これが終わった後、やっと私は心を落ち着かせる事が

出来る。1回1回は必死にやっているので、

身体も心も疲労して、強い眠剤を服用すると、

泥の様に、とろけるように、眠る事が出来る。

本当ならば、夜眠って朝起きるようにしたいのであるが、

近所のスーパーのお惣菜類が半額になるのは夜なので、

そこから過食嘔吐を始める事になってしまう。

母に生活を頼りきり、働いていない私は、どうしても

『いい歳をしているのに働いてもいない駄目人間』

と自分を責めてしまう。けれど、摂食障害の上に

うつ病まで患ってしまうとは思っても見なかった事で

あるので、身体が鉛の様になり動かない自分が

情けなくて仕方が無い。

だから、今出来る事を努力してするしかない。

栄養を摂るようにしたり、心を大事にしたりすること

位ではあるが・・・。

でも寛解を目指すべく、無理をせず

ゆっくりゆっくりと自分の足が道を踏みしめている事を

感じながら、歩みを進めていきたいものである。





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Last updated  2006.10.22 20:39:05
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