|
カテゴリ:摂食障害
普段より5時間位早く
目覚めてしまった。 体調は悪く、ずっとお腹を 下していた。 日の光は眩し過ぎて、 私には不釣合いな気がしたので カーテンを閉めた。 中途覚醒はとても辛い。 身体には薬効が残っているので まだまだ怠く眠いのであるが、 頭ばかりが冴えてしまう。 そして、食べ物の誘惑に 傾いてしまいそうになるのである。 今日の過食衝動は 此処最近無いくらいに激しく強いものであった。 「冷蔵庫の中に惣菜がある」 「パンの買い置きもある」 「カップ麺もある」 「スナック菓子もある」etc... 上記の想いが頭の中でぐるぐるぐるぐる 回り廻り、少しでも気を抜いたら 過食を始めそうな勢いであった。 これは“我慢”なのであろうか。 自分でも良く分からない感情である。 只管、過食嘔吐しないで済む様に 心を宥めていた。しかし衝動は刺々しく、 呪文の様に 「食べろ、食べろ、食べたい、食べたい。」 と反復するだけなのである。 「もう食べてしまった方が楽じゃないか!」 と言う所まで追い詰められた。 でも、過食嘔吐の苦しみを 味わうのは辟易する。 1日2回で精一杯である。 お蒲団の中に潜り込み、ずっと葛藤していたが、 ガバッと起き上がり 「そうだ。シャワーを浴びてしまおう。」 と言う考えに至った。 シャワーを浴びると気分転換になるし、 浴びた後は過食と嘔吐をする気に ならないからである。 久し振りに明るい中シャワーを浴びた。 そしてすっきりさっぱりして、 ゆっくりとミルクティを飲みながら ぼんやりとしていた。 今までは、これで衝動は消えていた。 しかし、今日の過食衝動はそんな事で 消えてくれる様な生半可なものでは無かった。 そしてまた、頭を抱え煩悶とする時間を迎えた。 けれども、そこに丁度良く母が帰宅した。 次の訪問介護の家まで時間が余ったので 帰ってきたのである。 正直、「救われた!」と想った。 母と会話をしたり、今の苦しい状況を打ち明けたり して、如何にか時間を過ごせたのである。 そして母の 「ちょっと蒲団の中で休んでみたら?」 とのアドバイス通り、身体を横たえると いつの間にかスーッと眠りに落ちていた。 2時間ほど眠ったであろうか・・・。 起きてみると、もうあれほど強かった衝動は 殆ど消えていた。 母のアドバイスと言うだけでなく、 私の身体を心配して言ってくれた言葉が 心を満たしてくれたのであろうと感じる。 何故、今日はここまで酷い過食衝動が 生じたのであろうか。 先ず考えられるのは、 『中途覚醒してしまった事』 である。ぐっすりと満足感を覚えるまで 眠れず、苛々としていた。 そして、 『脳やこころが、食べ物を凄く欲しがった事』 もある。私の中の空虚感は何ものに因っても 埋められる術が無く、食べ物ならば仮埋めできると 感じていた。 また、 『何もする気が起こらず、食べる事で時間を潰したかった』 と言う想いもある。大好きな読書をする気にも なれず、唯々時間と虚しいこころを持て余していた。 以上の事が、今日の過食衝動の強さの裏にあった 自分の心持ちだと考えられる。 しかし、そんな強い衝動があっても食べなくて済んだのは、 『母の存在、母が在宅していた事』 が大きいように感じる。 母のアドバイス通り蒲団に横たわってみたら、 安心感もあり、うつらうつらして 短い時間であったが眠る事が出来た。 要するに、こころの空虚感と睡眠不足が 過食衝動を強めていたのであろう。 日中は、本当に苦しかった。 『過食したら後々余計に辛く苦しくなる』と自分に語りかけていた。 日中は過食嘔吐したくないのである。 夜に2回やる訳であるから、物凄く身体が参ってしまうからである。 結局は『我慢した』と言う結果になったが、 いつかは『我慢する』のでは無く、もっとさらりと 水に流れるように、風に吹かれるように 過食衝動を受け流す事ができればと、願って止まない。 そこら辺ではまだまだ“強迫観念・強迫行為”の域を 超えられていない為、難しい事かも知れない。 本当に今日は苦しかった。 その反動が夜にやってくるのが些か恐怖ではあるが、 いつもと同じように過ごせたらそれで良しとしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.01 20:45:47
[摂食障害] カテゴリの最新記事
|