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カテゴリ:摂食障害
主治医の言葉通り、夜は少し
ぼんやり、ぼーっとしながら 過ごしてみた。 疲れたら少し横たわってみたり、 発泡酒を飲みながらTVをぼんやり 眺めてみたりした。 すると時間がさらさら流れていって、 いつの間にか明け方の4時が近付いていた。 そして突然弟が家に来た。 どうやら友達の家から帰宅途中、 原付バイクでは寒すぎて 父の家まで帰る気力を失ったようである。 なので今日は弟が私の寝床で眠り、 私は出勤後の母の寝床で就寝した。 その頃には朝陽が部屋に差し込んでいた。 とても柔らかいその光に 身体の疲れを溶かしつつ、 ぐっすりと眠っていた。 一度も断眠しなかったのは 凄く久し振りである。 最近、ファンヒーターを付ける様になった。 夜中はとても寒いからである。 そしてカクテルの氷を食べている為に 余計身体が冷えてしまう。 寒いんだから食べなければいいのに、 氷を食べる癖は中々抜けない。 矢張り貧血対策に鉄分のサプリを 飲まねばならない状態まで きているのかも知れないと感じた。 それにしても、土日はどうして こんなにも『グルメ番組』が 多いのであろうか。 観ているとお腹が空いてきて、 それが過食に繋がってしまう事もある。 私の身体は低栄養状態なので、きっと身体が 食べ物を欲する為に何か食べたくなってしまうのであろう。 しかし、1口でも食べ物を食べると、 即過食・嘔吐へと繋がるので厄介である。 そして一度「食べたい!沢山食べたい!」と 想ってしまうと、それを掻き消す事は難しい。 不貞寝を決め込むか、飲み物で気を紛らわすか、 衝動に負けて食べてしまうかの3択しかない。 こういう時、 「食べ物は敵だ」 と感じてしまう。 本当は生命を維持する為に大切なものであるが、 私にとって食べ物は、過食を促すもの、嘔吐するもの と言う観念しかなくなってしまった。 これは非常に哀しい事である。 苦しく辛い、現実である。 昨日綴った“こうありたい自分”と言うのは、 “過食をしないで普通に食事が出来る自分” と言う部分が大きい。 TVを観ていても、十代の細い女の子が もりもりと食べ物を食べていたり、 ちょっと下降気味になっている俳優が グルメ番組で最高級食材を堪能していたりするのを 観ると、とても羨ましくなる。 もう、私は普通に食べ物を食べられていた感覚を 忘れてしまった。今の私は、何か胃に食べ物があれば 全て出さねばならないと言う酷く偏った思考しかない。 摂食障害を患った初期の段階では、 過食嘔吐したものを補う為に、 少量の食べ物は食べる事が出来ていた。 そして高校生の時は、凄く小さなお弁当箱ながらも 食べられていたし、休み時間に友達と少量ながらも お菓子の交換などをして間食もしていた。 大学生の頃は、講義が始まる前にコンビニのおにぎりも 食べられていた。しかし、今ではもう 上記の事は無理である。飲み物しか受け付けない。 重湯でも怪しい感じがする。 重湯ですら、食べ物の一部と感じ、食すると 過食に繋がりそうな恐怖がある。 何故此処まで食べ物に拘るのであろうか・・・。 勿論、「絶対に太りたくない!」という 想いが物凄く強い事は身に沁みて感じている。 しかし、痩せた先に何があるのかは全く見えない。 ただ、痩せている状態である事に、安心感を見出している だけのような気がしないでもない。 けれども、過食と嘔吐は痩せた身体を維持する為に やっている訳では無いと薄々感じている。 少しはそんな気持ちが無きにしも非ずなのであるが、 別の意味を持っている。 それは、 『こころの空虚感が酷い為に、その空っぽな 部分に代替モノとして食べ物を詰め込む。 しかしそれは異質なものなので嫌な思いと一緒に 吐き出してしまう』 という感覚である。 だから、私は 苦しさ・寂しさを感じながら過食をして 虚しさ・空々しさを覚えながら嘔吐する のであろう。何れにせよ、哀しい事には変わりない。 時間は流れてしまうものでは無く、 積み重ねていくものと捉えると、 少しずつではあるが、その過程で経験する事も “収穫”として自分の中に取り入れられる。 毎日同じ事を繰り返しているように感じるが、 実は少しずつ違った生活を送っているのである。 自分の生活を大雑把に見ると、寝て起きてシャワーを浴びて 過食食材を買いに行き、ブログを綴り、過食嘔吐を 2回すると決まってしまっている。 しかし、日によって心持ちが違っている事もあり 気持ちの浮き沈みで、物事に異なった想いを抱く事もある。 大事なのは、“摂食障害は病気である”と言う事実であろう。 病人なのであるから、病人らしくベッドでぼんやり過ごしたり、 無理な事をしないで読書を嗜んだりする位で留めておかなければ、 病状は悪化の一途を辿るであろう。 無理を重ねる生活は、病気の寛解への妨げとなる。 だから、微睡む時間を大切にして無理矢理前に進もうとするのは 止めて、時間の積み重ね・経験の積み重ね・想い出の積み重ねを 感じつつ、過ごしていければと考えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.05 20:40:33
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