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2006.11.11
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カテゴリ:摂食障害
夜中は、豪雨であり雷も轟いていた。

1度、一瞬だけ停電した。

激しく屋根を打つ雨の音と

雷が轟く音を聞きながら、

私はぼんやりしていた。

車が水たまりを跳ね上げる音も

こころに些細な怖気を感じつつ、

ゆっくりと発泡酒を飲んでいた。







そして今日目覚めた頃には小雨になっていて、

やがて雨は止んだ。

丁度過食食材を購入しに行く時であったので

傘を差す面倒さが省けて

腕を振ってゆったり歩いた。

雨上がりの匂いは不思議である。

塵埃は雨に流され、

緑の香りが色濃く漂っているのである。

これから苦しい事を始める事は分かっていても、

ほんの一時、そんな澄んだ緑の香りを

胸いっぱい吸い込むと、すっきりとする。

心地良い空気を身体中に纏って、

軽い足取りで歩み、その道々は少しだけ

こころを軽くした。







最近、以前の様に・・・物凄く飢渇している様に

食べ物を欲さなくなってきているのを感じる。

唯、惰性で過食と嘔吐をやっているに

過ぎないのであろうと考える。

でも、この行為は私にとって凄く必要なもので、

それがあるからこそ、生き延びていられるのであろう。

主治医も、



「過食と嘔吐をしないとあなたは全く食べないから死んで

しまう可能性が高くなる。だから必要な症状なんだよ」




と仰っていた。

私としては、

「『過食と嘔吐』なんてうんざりだ」

と感じている。それでも食べてしまうのは、

単に時間を潰そうとしている結果なのであろう。

勿論空腹は感じるが、ビールや発泡酒を飲んでいると

紛れてしまう。炭酸でお腹が膨れた感じがする。

しかし夜は長く、その間ぼんやり・ぼーっとする事が

難しい為に、いつの間にか過食を始めているのである。







断眠も無く、ぐっすり眠っていられたからか、

こころは落ち着いている。いつものように

ざわざわとする感じは余りしない。

これは日頃ぼんやりと、ぼーっと過ごせている事が

良い方向に影響しているからであろう。

でも、少し体調を崩し気味なのか、鼻声であり

くしゃみと鼻水が止まらない。

でもこれ位調子が悪くなるのは当たり前であろう。

何しろ不健康な生活を続けているのであるから。

昨日は暖かかったのに、今日は少し肌寒い。

その事も体調に波及しているのであろう。







雨が降っている時に感じる雰囲気も

良いと感じるが、雨上がりの澄んだ空気が

広がっている中を歩くのも悪くない。

いつも1人であるので、1人に慣れてしまった。

想う侭に歩き、スーパーへ向かうその時間は、

唯一の外出時間であり、その時間に自然を

身体全体で受け止めようとしている。

その瞬間こそが、私のこころを宥めてくれるのである。







『普通に食事をする』

と言う感覚は、一体どういうものであろう。

御飯を一口でも食べたら太ってしまうと言う

理不尽な執念が精神にこびり付いてしまっている。

だから白米もお粥も食べられない。

固形物のお野菜も、過食と嘔吐に繋がる。

それが例え低カロリーのものであったとしても。

だから栄養源はトマトのスープかミルクティ等の

流動物に限られてくる。

薬局でベビーフードを売っているが、

それも私はカロリーが気になって購入できない。

気付いたのは、



年を経るにつれてどんどん摂食障害の症状が

悪化している事である。




“痩せ願望”は当たり前の様に其処彼処にのさばっていて、

太る事は絶対に許せない。

勿論、このしつこくしぶとい“痩せ願望”が

薄く弱くならない限り、摂食障害が寛解に向かう事は

難しいであろう。

でもいつの間にか、私は痩せている事自体が

アイデンティティになってしまっていて、

太る事をどうしても許せないのである。

うつ病によって外出もスーパー以外は困難であるので、

お洒落ができるわけでもない。

洋服が欲しくても、それより過食食材

回してしまうので、祖母と買い物に行った時にしか

購入できない。勿論ブランド物の洋服なんて

買える筈も無く、安くてデザイン豊富な量産洋服店に

限られてくる。私はそれでも良いと想っている。

これ以上周りの人に金銭面で迷惑をかけたくないからである。

何れにせよ、病気の寛解まではまだまだ時間が掛かるであろう。







私はいつも戦々恐々として過ごしている。

自分を大切に出来ない人間は、他人も大切に出来ない。

自分を愛せない人間が、人から愛してもらうというのは

都合の良すぎる話である。これは以前主治医に言われて

ぐさりとこころに刺さった言葉である。

私は未だ、自分を大切に出来ないし、好きになる事も出来ない。

それは自分のやっていることが余りにも辛苦に満ちて醜いもの

だからであろうと感じる。でも、以前の様に無理を重ねる事は

余りしなくなった。『過食と嘔吐』に関しても、様々な

捉え方を出来るようになってきている。

しかし、その病症をゼロにする事は出来ないでいるが・・・。

この病気に至るまで、様々な経緯があった。

その問題である所を一つ一つ紐解いていき、

温かい場所にこころを置く事が必要になってくる。

何れにせよ、無理に無理を重ねる事は止めて、

自分のこころを休ませる事に専念したいものである。





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Last updated  2006.11.11 20:49:45
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