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2006.11.25
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カテゴリ:摂食障害
少し、体調が思わしくない。

氷を沢山食べてお腹が冷える所為か、

いつもお腹が下っているのである。

そうして体内から要らないものが

排出されるのは良いが、

流石に毎日となると苦しい。

けれども氷を食べる事は止められない。

ガリゴリ噛んでいると何故か落ち着くのである。







一段と寒くなった夜、

私は空を見上げながら

スーパーへ向かった。

頭上には細い弦月があり、

疎らな雲の間に星が輝いていた。

ゆったりと遠回りの道を歩き、

家々に灯る明かりに何となく

暖かさを覚える。

多くの人々は食卓を囲んで

夕飯を食べている時間であろう。

それを考えると、普通に食事をして

終わった後はのんびりとTVを眺めながら

ゆっくりお酒を飲むという生活に

憧れる・・・。







こうしてブログを綴った後、

私は慌しく過食と嘔吐をする為に

行動をする。

落ち着いて食べている訳ではない。

最初に何を食べて、次に何を食べて、

その間にレンジで惣菜を温めて・・・と

何かに追いかけられているように

焦って食べている。

1回目の過食と嘔吐が終わってやっと

少し落ち着いて物事を捉えられるようになる。

読書をしてみたり、TVを観たり、

録り溜めたドラマ等を鑑賞したりする。







私はどうしても毎日の過食嘔吐から

逃れられないでいる。

摂食障害を患ってほぼ毎日、

それを欠かしたことはない。

一口でも何かを食べたら、絶対に過食

繋がってしまうし、胃の中に食べ物があると

違和感を感じ、それがとても気持ち悪く感じる。

例えそれが少量でも、消化され自分の血肉・贅肉に

なると考えただけで怖気がつく。

こんなにも“太る”と言う事が

物凄い恐怖となるなんて、想ってもみなかった。







『食べる事への障害』・・・。

どんなに低カロリーで例えば寒天の様に

カロリーが殆ど無い様な物でも、

身体の中にあるというだけで苛々する。

だから、脂っこいものやお肉等は

敵の様に感じる。

所が、過食嘔吐前提となると、

凄く脂っこいものでも、お肉でも、何でも

食べてしまう。正に反動の様に、

普段絶対口に出来ない揚げ物までも

食べてしまう。







また、味はこの際殆ど気にしていない様に感じる。

只管胃に詰め込み、限界が来るまで続いていく。

嘔吐は徹底的にする。

何度も水を大量に飲んで吐いてを繰り返す。

まるで胃洗浄の様に・・・。

勿論全てが終わった後、

酷い疲労感と物凄い虚しさ

全てが覆われる。

けれども全てが『自業自得』である。

こうして心身共に弱り行くのであろう。







1日2回過食嘔吐をしているが、

1回目が終わった後から2回目までかなり時間を空けている。

その間に、ゆっくり身体を休めている。

発泡酒を飲みながら、好きなドラマや映画のDVDを観たり、

カクテルを作ったりして、夜と言う時間を楽しむ。

健康な人なら寝静まっている時間に、

私はやっと動き出せているのである。

今はシェイカーを振って出来上がったカクテルを

少しずつ飲むことだけが楽しみかもしれない。

飲み物は、カロリーがあっても受け容れられるのである。

摂食障害の病症は全てを放棄したくなる程

辛苦に満ちたものであるが、少しの楽しみを

持てると、何とか1日ずつ乗り越えられている。

毎日の習慣となっている病症である為、

日々身体は弱り苦しくて仕方がない。

けれども、どうにか1日1日を大切に、

感謝の気持ちは決して忘れずに

過ごしたいものである。





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Last updated  2006.11.25 20:38:15
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