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2006.12.07
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カテゴリ:摂食障害
朝からしとしと降っていた雨は、

夜になると少し勢いが強くなっていた。

地を打つ雨は、跳ね上がり、

快い音を立てながら

辺り一帯を優しく包んでいた。







雨音を聞きながら、ゆっくりとミルクたっぷりの

ロイヤルミルクティーを作り、

冷えた身体を温めた。

身体の力が良い加減で抜けていく。

その時間だけは過食嘔吐の事を

考えなくても済む。

でもこころの底では依然

『食べたいこころと食べたくないこころ』

拮抗している。その圧力が押し合い圧し合いして

ぎゅっと詰まっているのであるが、

夜になるとそのバランスが崩れて

過食嘔吐が始まってしまう。







この行為は大変苦しい。物凄く苦しい。

でもその苦しみを対価として

『落ち着いたこころ』

取り戻す。

1回終わった後は5時間、その落ち着きが

持続して、過食しようとは想わない。

けれどもそのタイムリミットを過ぎると

2回目が始まるのである。







ある方のコメントで、心に残っているものがある。

それは、



『誰でもが必要な存在だということ。

 何かが出来るとかそういうのではなく、

 自分も人も人生も愛に委ねる事を

 学ばなくてはならない。

 そして人は、必ず誰かを幸せにしている。

 だから存在理由のない人なんていない。』




と言う言葉である。このコメントを頂いた時、

ハッとした。

私はいつも自分を卑下する癖があり、

私など生きていても仕方がないと想ってしまう。

迷惑ばかりかけて、私なんて産まれてこなければ

良かったのにとさえ想う。

しかし頂いたコメントでは、“誰でもが必要な存在である”

とあり、“人は、必ず誰かを幸せにしている。”

と言う言葉もある。

「私も生きていていいのかな」

勇気の湧く言葉であった。

また、“人も人生も愛に委ねる事を学ばなければならない”

と言う部分は、いつも主治医が仰っている事と

ほぼ同じものであるし、

“人は、必ず誰かを幸せにしている。だから

 存在理由のない人なんていない”


と言う言葉には凄く救われた想いである。

私はいつも存在価値も存在理由もないと考えて

いたからである。

まだまだ未熟者の私は、これらの言葉を自分なりに咀嚼して

胸に刻み付けるために色々と学ばねばならない事も

多いが、心に留めておきたい大切な言葉となった。







また、カウンセラーに



「私はこの病気の所為で生きているだけで周りに

 多大な迷惑をかけています。私さえ消えてしまえれば

 妹と弟、姪と母とで経済的にも苦しまない幸せな

 生活が送れる気がします。」




といつも言ってしまうのである。

でも、カウンセラーはいつもの様に穏やかな目で



「あなたが生きているだけでお母さんは

 生きがいを感じていると思いますよ。

 頑張って仕事をしようと思えているんですよ。

 そこであなたが消えてしまったら、生きがいも何もかも

 お母さんは失ってしまう事になるんです。

 誰もあなたが迷惑だなんて思ってない筈ですよ。」




と諭して下さる。そこでスッと迷いや苦しみがほんの少し

解けていき、「生きていても良いのかな」

考えられるのである。







病気を生きると言う事は、必ず辛苦が共にある。

けれどもその中に、周囲の人々の温かさと言う慰みもある。

そしてそれをとてもありがたく想えて、感謝の気持ちで

一杯になる。特に母が優しく背中を撫でてくれる時は

嬉しさの涙を堪えるのに必死になってしまう。

一時期、母や妹等が冷たく私を扱っていた頃

本気で生きる気持ちを失っていた。

でも今は良い方向へと変化があり、母と2人手を取り合い

生きていこうとしているのに吃驚する。

過食嘔吐は本当に辛い。何もかもが辛く苦しい。

けれども、生きるのもいいなって少し考えられる

ようになってきたのは、少し前を向けている事

なのかも知れない。





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Last updated  2006.12.07 20:53:10
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