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2006.12.17
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カテゴリ:摂食障害
夕方目覚めてみれば、外は木枯らしが

吹き荒んでいた。

びゅーびゅーと大きな音で

うねりながら、温もりを根こそぎ

拭い去っていってしまう。

そんな日は一段と熱いミルクティーが

美味しく感じられる。

ヒーターの前で背を丸め、暖を取る。

そして徐にまた寝床へ入っていく。

うとうと微睡む時間が心地良い。







ミルクティーは、半分飲んだら

豆乳を継ぎ足している。

起き抜けに豆乳を摂取し、

過食嘔吐した後も、豆乳を

飲むようにしている。

野菜ジュースも一緒に飲むように

したら、浮腫みも日々少しずつ

取れている。

『栄養失調』は、単に痩せていくだけ

という考えしかなかったので、

まさか浮腫むなんて想いにもよらず、

本当に困ってしまう。

未だに食べ物を食べて栄養を摂取するという

行為は出来ないが、飲み物なら大丈夫である。

ここから徐々に離乳食のような食べ物を

少量ずつ食べられるようになっていきたいという

想いも溢れている。







しかし、こころの闇は膨張を続けている。

頭が割れんばかりの辛く苦しい思念が、

胸の中を鋭利な鉤で引掻き傷を作りながら、

大きくなっていくのを感じる。

その思念から逃れる為に、過食嘔吐

している部分は否めない。

この症状によって救われている。

胸の中が引き裂かれるのも痛く苦しいが、

病症も身体的に大きなダメージがある。

何か他に癒しの時間を作れたらと

願って止まないが、全然想い付かない。

“うつ”の症状が出ている時は

何にも興味が持てず、大好きな読書すら

出来ないでいる。

全ての事が“虚無”であり、

空々しい。そうして私は自分自身を見失う。







自傷をしなくなって随分経つが、

それは、『手首を傷つける気力もない』とも

言い換えられる。

でも、自傷する理由も無いという事も大きい。

やっていた時は、

哀しさ・虚しさ・苛立ち・怒り・辛苦

等の想いが一気にぶわっと膨張し、

その勢いで剃刀を持ち手首にぶつけていた。

そして『過食嘔吐』によって

様々な事を一時的に忘れようとしていた。

何れにせよ、マイナスと見られる症状で

自分自身を保っていたのである。







現在は、1日2回の過食嘔吐

『救い』であり『苦しみ』でもある。

今の所はこの症状に救われている部分が

大きいのであるが、2回目の過食嘔吐は、

最近、「必要ないかな。やらないでも良いかな。」

想える様になって来ている。

これは大きな変化である。







過食をしている時は、無我夢中で

食べ物を胃に押し込んでいく。

味気も無く、ただ胃の限界が来るまで

食べ続けるだけである。

「美味しいな」と思いながら食べる事など

滅多に無い。ただ、母の煮込み料理は物凄く美味しいので、

過食食材にしたくないとは想いつつ、

とことん味わって食べるようにしている。

特に大根の煮込み料理が美味なのである。

大根をほんの少し食べただけで終わらせられたら

どんなに良いかと考える事は数多にあるが、

私は一口食べるとどうしても過食となってしまって

物凄く落ち込み、哀しくなる。

けれどもこの症状は、いきなりゼロに出来る訳がないので

暫くは『共に生きる』という

選択しかない。







でも私は、逃げたくない。

偶に「何もかも擲って消えたい」と想う事はあれども、

ここまでカウンセラーや主治医と共に

私の様々な問題について話し合い、対話を重ねた事を

無駄にしたくないという強い想いがある。

カウンセラーとはもう5年、私の問題について

一緒に考えて下さっている。

主治医とも4年、様々な対話をしている。

そこで私が1人『死』を選んで逃げ出す事は

赦されないと感じる。

病気と見つめ合い、共に生きていく事は、

物凄く精神的に辛いものであるし、身体も

ボロボロになっていくものである。

摂食障害を患って長年経つが、この所為で

死んでしまうのは本望ではない。

頑張れなくても、努力は出来る。

少しずつでも豆乳が飲めるようになった様に、

ゆっくりと自分と見つめ合い、思慮深く物事を捉えて

偶に一休みしながらも歩いていきたいものである。





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Last updated  2006.12.17 20:53:12
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