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2007.03.15
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カテゴリ:摂食障害
午前3時頃であっただろうか、

母の携帯に妹の友達から

連絡があった。

お酒を飲み、カラオケに行った

所で、妹が倒れたと言う。

救急車で、その日の救急指定病院に

運ばれた。

『過換気症候群』

であった。

母と私は急いで支度して

病院へ急いだ。







内科の救急で運ばれた人達が

集まる部屋に妹は居て

ベッドで苦しんでいた。

口にビニール袋をあてられて

生理食塩水の点滴が流されていた。

私も母も、過呼吸で病院に運ばれた事がある。

これは、本人も凄く苦しいが

見ている方も何も出来ず

苦しい想いに至る。

妹は特に凄く苦しそうで、

失神したり朦朧としたりして

顔を歪めていた。







妹は、少し落ち着いた時、

「○○がおらんと生きて行けん」

と先日亡くなった彼女の名前を

呟いた。そしてまた発作を起こした。

私と母は、妹にビニール袋をあてながら

「ゆっくり息を吐いて・・・少し吸ってゆっくり吐いて・・・」

「大丈夫。大丈夫よ。」

と声をかけながら、苦しみに顔を歪め

身体を捻る妹に言い聞かせた。

2回目の点滴の際、やっと

安定剤も入れてくれたみたいで、

妹は落ち着き、少し眠り

呼吸も普通のものに戻ってきた。

それでもやはり

看護師さんの名前が亡くなった彼女と

同じ名前である事に反応したり

弱音を吐いたりして哀しそうであった。

誰よりも、亡くなった彼女を必要と

していた妹であり、

彼女も妹を必要としていた

存在であったので、

妹の神経は参ってしまったのであろう。

時々、お酒も飲んでいないのに

記憶が飛んだり、何をしているか

分からなくなったりするという症状が

出ているそうである。

余りにもダメージの大きさに

私と母は、後日私の通っている病院へ

連れて行く事に決めた。







妹を診て下さった内科の先生は、

アルコールに起因する過呼吸だと

仰っていたので、安定剤などは

処方されなかった。

度々この発作が起こるようであったら、

心療内科等に行ってみて下さいという

事であった。

その後妹は、一緒にいた友達や

お酒が飲めない彼氏に介抱されていた。

私と母は一足先に帰る事にした。

時間は4時半を過ぎていた。

帰途の中、妹はまだまだ相当の

ダメージから抜け出せない事や、

でも子どもを託児所に預けて

飲みに行ったりカラオケへ行ったりして

遊んで自分を誤魔化している事に

心配である事を母と話した。

とても寒い夜であった。







家へ帰り着いたら、直ぐヒーターをつけて

暖を取った。命のスープを温めて

少しだけ口にして、後はカクテルを作って

飲んでいた。

しかし、こころが落ち着かず

ざわざわとして

妹の苦しげな表情が何度も浮かんでは消えた。

こうして症状が出る事は

悪い事じゃなくて、

『病気になれる力』

があるからこそ、それを経て

よりたくましくなっていくのである。

わたしも高校生の頃、『PD』の発作を

よく起こしていたので、

その辛さは痛いほど分かる。

特に過呼吸の発作は苦しい。

妹は今、凄く弱っているが

支えてくれる彼氏やお友達がいる事は

救いである。

後は金曜日の電話診察時に、今日あった出来事を

話そうと想っている。







色々あって時間がずれ込み、

食べ始める時間も遅くなった。

しかもタイミングの悪い事に、

水道の検査があり、

食べている途中で水を少しの時間

止めると業者が来てしまった。

私はパニックになった。

自分の想うように食べて吐けないという事

物凄くこころ掻き乱されるものであり、

ちょっとの間水道を止めるのを待ってもらい

必死に食べ物を詰め込んで急いで排出した。

ぐったり疲れ、放心状態になった。

そしてお薬を服用したが、

ペースを乱されたことで苛々が生じ、

また、

「食べたい・・・食べたい!食べたい!!」

という状態になって

半ば朦朧としながら11時過ぎ、

また食べ始めてしまった。

そうして結局眠りに就いたのは

12時半を過ぎていた。

その所為か、起床したのは

22時半であった。

母は、「もう私、眠くて限界だから早く支度して」と

言っていた。母はスーパーへ行く時間が

無くて、まだ何も食べていない状態だったので

迷惑をかけてしまった。

とても申し訳ないと想っている。

何度も謝った。雨が降っていてとても寒かった。

私のタイミングの悪さには辟易してしまう。

もうそろそろ、こんな迷惑をかけないよう

きちんとした睡眠サイクルを作りたい。







23時過ぎ、『命のスープ』を温め、

ゆっくりと頂いた。昨日よりトマトの量を

増やしていてくれて、また違った味わいのする

身体に優しいスープであった。

「いつもありがとうね。」と母に告げると

母はとても嬉しそうに

「私が出来る事はこれ位だけど喜んでくれて嬉しい」と

言っていた。

こころの中で、私は

「母さんがいてくれるだけで充分嬉しいんだ」

と呟いた。

1人では不安になってしまうが、こうして

母と少しでも過ごす時間があると安心する。

母と共に、また歩き出したい。





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Last updated  2007.03.15 23:59:27
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