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カテゴリ:摂食障害
夕暮れの中を久し振りに
てくてくと スーパーへ向かって 歩いた。 途中で煙草を買って 空を見上げると まだ西の空が明るくて それを見つめ 暫しぼんやりとした。 食べる回数が増えた事により、 最近、身体の調子が悪くなった。 背中や腰が痛んで 中々寝付けないし、 いつもお腹を下している。 少し走っただけで眩暈がするし 手が痺れたり震えたりする。 自業自得であるが、 身体の具合が悪いと 精神的にも辛くなり 気が塞いでいく。 それは幾分調子の良かった頃と違い きちんと服薬していない所為も あるのかも知れない。 最近、深く眠れていないのには 明確な訳がある。 一番強いお薬を服用していないからである。 私は所謂“睡眠薬”を処方されていない。 眠る為に、“メジャートランキライザー”を 処方されている。 そのメジャーは、太ると言う副作用がある。 私が処方されている眠剤としてのメジャーは 『ベゲタミンA』 である。 これを服用しなくなってから、 眠りは浅いものの、 目に見えて浮腫みがなくなっていった。 毎日服用していた時はジャストフィットだった ジーンズが、最早ぶかぶかになり、 ベルトを使用しなくてはならなくなった。 鏡を見ても顔は、幾分こけてきて 摂食障害である私の思考にとっては 丁度良いと感じている。 このまま浮腫む事無く 痩せていくのであれば きっと私はこのベゲタミンAを 服用しないであろう。 しかし、主治医は私に深い眠りを 与えて、心身の疲れを取る事に 重きを置いているので、 このまま服用せずお薬を貯めゆく事が 分かったら酷く悲しむであろう。 しかし、私はもっと痩せたいと想っている。 このメジャーを服用しない事で 浮腫みが取れ、痩せられるのであれば どんなに精神的に辛くなっても 避けてしまう事が目に見えている。 痩せていると言う事で 何が得だとか損だとか、 もう考えられなくなっている。 栄養状態が悪い為、肌の調子も悪く ノーメイクの私は余り見られたものではない。 特に胃の調子が悪い為、 口の周りに湿疹のような ニキビができていて鏡を見ると落ち込む。 きちんと栄養を摂取していれば こんな事に悩む事もない。 幾ら痩せていても、肌が美しくなければ 何の意味もないと感じる。 しかし、私はやはり『痩せる事』に 重点を置いており、 毎日の過食と嘔吐は絶対に避けられない。 火曜日の電話診察時、 主治医からは強く 「眠る事は大切だから、ゆっくり寝て下さい。」 と言われた。 自分でもぐっすり眠り 心身の疲れを癒したいと想っている。 けれども、何か気にかかる事があったり 苛々したりしていると 眠りは浅く、断眠ばかりする。 そして余計に疲れは溜まり、 また眠れなくなると言う 悪循環に陥ってしまう。 ただ、眠り過ぎると何故だか分からないが 罪悪感を抱いてしまうのである。 気付いたら深夜まで眠ってしまった時に 生じる、訳の分からない喪失感が 不安感を掻き立てるのである。 何も気にせず、ずっとずっと 眠っていたいと想っている。 しかし、今、想いつく 眠れない理由の1つには 過食用の食べ物を、半額セールの時間に 安く購入する事が出来ない事 と言うものがある。 毎日の出費だから安く安く 抑えねばならないのに、 目覚めるのが夜中であると コンビニエンスストアしか 開いていない為、高くつくのである。 それが私にとって負担であり 哀しく虚しい事でもある。 しかし現在、身体的にも 精神的にもぎりぎりなので 睡眠を大切にせねばならないと 痛感している。 熱いシャワーでも浴びてリラックスをして ゆっくり眠れたならと想っている。 滅茶苦茶な生活になっていて 身体の調子もこころの調子も良くないが、 何とか生きる事にしがみつきたいと想っている。 身体を自然に任せて 眠くなったら寝て、病症が出てきたら 無理して抗わず受け流したい。 そして必要以上に自分を責めて 自らを苦しめるのもいい加減やめたい。 柔らかいこころで生きる為にも 身体の力を抜いてみようと想う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.04 21:15:08
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